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出たら、何やらリビングに誰かいる模様。

「……………君って城内来夢くん?」

「そうですけど」

なにこのひと。
くそ美形やん。俺より身長低いけど。
ピアスとかの装飾品じゃらじゃらなのは
そのお顔だから許されるのデスネ。
うちの学校くそ校則ゆるっ


「嘉賀のお気に入りくんか」

ごめんなさい話がわかりません俺


「あ、俺。東条絢斗」

とうじょう あやとさんですかそうですか。

「君えろいね。好みかも。いつでもせっくすしてあげるから、声かけてね」


なーにいってんだこいつ
貴様キチガイか。
ヤッてるだけのちんこか。そうなのか。

「いや、いいです。自分ノンケなんで。」

そう言って急いで東条さんの隣をすり抜けて
玄関のドアへと足を早める。

バタンとドアを閉めて
駆け足で自分の部屋に向かった。


あー。もう今日ってなんなんだよ。
暁人の話と言いさっきの野郎と言い
俺をホモにする気か、くそ。

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