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コンコンと誰かが暁人の部屋のドアをノックした。

暁人はベッドに横たわりながらドアの方を見る
すると少ししてカチャッとドアが開いた

どうやら訪問者は東条絢斗らしい。


「ねぇ、嘉賀〜」

「なに」

暁人の居るベッドに近付き
近くにあった椅子に腰掛ける


暁人は面倒臭いのか起き上がる気配はない

「城内来夢」

絢斗の声にピクリと暁人が反応し絢斗を見た

「俺初めて間近で見たよ、来夢くん」

「…………それで?」

「あの子ちょーえろそうじゃない?」

次の瞬間、暁人は何かを察したらしく
ふっと細く笑った

「なんだ、来夢とヤりたいのか」

「うわお、直球。せーかい。来夢くんなにあれフェルモン?地味顔の癖にそそられるんだけど」

「なんで皆あんなにえろそうな子ほっとくのかな」と絢斗が言うと「その方がいい」と暁人が返した。

そんな暁人の様子を見て絢斗はニヤリと笑う


「来夢くんのナカ、しまりとかどう?やっぱキモチイイ?俺さあ、来夢くんとヤるんだったら来夢くんのちんこの根元縛ってオナホに突っ込ませてあげながらイきたくてもイけなくて泣いてる顔見ながらぐちゃぐちゃにイイトコロ突いてやりたいんだけど」 

言い終えた絢斗は興奮したようだった
そんな絢斗に少々苛立ったのか
足で絢斗が座ってる椅子の足を蹴った

「うるせえ」

「っちょ、あぶないなあ。いーじゃん。俺にも来夢くんのヨさ教えてくれたって「俺、来夢とヤったことないし」


そんな言葉が絢斗の言葉を遮った

「ハァ!?うそでしょ」

「本当。あいつノンケだし」

そういえば確かに数分前に
せっくすの誘いを断られた時にノンケって
言ってたなと絢斗は思った

「えー。じゃあバージン俺がもらちゃお。処女とかサイコーじゃん」

「ダメ」

「は?なんでよ」

「俺の親友だから」


まさかそんな言葉が出てくるとは思わなかったんだろう。絢斗は目を見開いて吃驚している様子だ。

その言葉と同時に
でも、まぁ。ヤったもん勝ちだよねぇと絢斗は心の中で呟く。





どうやらこれから嵐の予感。



*fin

平凡くんの同室者が色々厄介です´-`)

よろしければ*
U N I O N
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