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その後二人向かい合いながら夕飯をたべた
お揃いのマグカップにお揃いのお皿
全部、陽介が自宅から持ってきたものだ

夕飯を食べ終えた頃
陽介に一緒に、お風呂はいろー、なんて言われた
「え?今日泊まるの?」って聞いたら「もちろん」とヘラヘラしながら言ってきた。
週4のペースで俺の家に泊まりに来る
陽介も一人暮らしなのに半ば俺の家に入り浸ってる。
家賃がもったいないったらありゃしない。

一緒に入ろうと強請られたが今日のお仕置きとして嫌だと言ったらしょんぼりしてた。少しおもしろかった。


風呂は先に俺が入って後に陽介が入った。

それで今は風呂に入ってる陽介を
寝室のベッドの上でゴロゴロしながら待ってる


「あー、今日も疲れた」

ぽろりと出た本音が
寝室に吸い込まれていく


言葉にしたせいか急にだるさがどっと来たような気がして天井を見ていた目が霞む。

やっば、ねむ。

少し目を閉じたら
すぐに睡魔に負けて眠ってしまった

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