■ 12
見せつけるかのように透明な先走りを
骨張った綺麗な親指で撫でられ
カリ首部分をぐりぐりされる
視覚的にも感覚的にも刺激が強すぎる
「ゃ ッん」
気持ちいい。キモチイイ。
「感じるだろ?ココ」
耳元で囁かれる言葉に
首を縦にぶんぶん振る
やばい。
いきそう。
「ぁ、おれ、…おれ 」
「いいよ、イけよ」
するとモノに触れていない方の手を
頬に添えて強制的に真啓の方を向かされる
一層、扱くスピードが速まって
俺は呆気無く達した
「ん……、あ あ っ」
久々だからか量が多すぎる
腹や真啓の手に飛び散った白濁が
粘度を帯びて垂れ落ちる様子は目に毒だ
ハァハァと息が上がり
体の力が一気に抜け真啓に寄っかかる
「イき顔ごちそうさま」
力なくちらりと真啓をみると
何やらニヤニヤしている
恥ずかしい。
「…しね」と小声で言うと笑われた
今日は疲れた。
脱力感のせいか目が霞む
頭を撫でながら「眠い?」と尋ねられ
言葉を発することすら面倒になった俺は「ん…」と返した。
「寝てろ、後は俺がやっとく」
その言葉を聞いて
俺は意識を手放した。
「やっぱ可愛いな、おまえ」
そんな事をこいつが呟いてるとは知らず。
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