■ 8

「怖がる必要なんてねぇよ。」

子供をあやす様に背中をポンポンされた


「…汚いんだ」

「なにが」

「背中にある羽模様の焼かれた印」

この印を見るたびに
あいつにまだ囚われてるって
思ってしまう

すると何を思ったか
真啓は俺を後ろ向きにさせて
肩からシャツをずりおろした

肩と腹に腕を回されて
がっちり、ホールドされた



「……ひっ」

背中の右上に感じる濡れた感触
真啓の吐息が聞こえる、えろい


「なにして…ふ…っ」

舐められてる
甘噛みされてる


「ん、舐めてる」

触れているそこの部分だけ
じくじくと熱い

最後にちゅ、とわざとらしく
音をたて、唇が離れていった





「風呂はいんぞ」

そう言い
速攻、自身の服を脱ぎ捨て
俺の服も脱がした。

服を脱がすのが早過ぎて
抵抗する間もなかった。


手を引かれ風呂場に連れて行かれる

先に真啓が洗うらしくて
俺は3人ほどは余裕で入るだろう
湯船に浸かった


…………目のやりどころに困る。

顔が良い奴っていうのは
体も申し分ないのだろうか

均等にとれた筋肉
俺と比べると
天と地の差だった

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