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そして学校指定のネクタイをいきなり
引っ張られて唇を奪われた

「んむ、…ぁ……ん」

口の中をあいつの舌が
俺の舌を捕まえようと動き回る

「やめろっ………ふ、はぁ、」

ぺろぺろと唇を舐められると
ざわざわする。
やめろ、という意を込めて
高柳のネクタイを引っ張った

「……は」

やっと止んだキス

俺は息が荒いのに
高柳はこの一息だけ。

むかつく。
てか新手の嫌がらせかよ。

「雅、息荒くして顔真っ赤…かわいい」

「ハァ、……おめぇのせいだよ」

知ってる。と紡いだ。

「俺のせいでこんな顔してるんだよね。もう可愛すぎて死んでもいい」

俺は引き止めないぞ。死ね。

頬を両手で包み込まれて
ちゅちゅ、と、おでこ、鼻、瞼、頬に
軽いキスをされた。

なにこいつ。
え、今更だけど俺あぶなくね。

やっと、事の重大さを知った。
うん、俺危ない。
真面目に尻狙われる。

内心焦ってた俺に高柳はとんでも無い
爆弾発言を落とした

「雅の処女俺がもらうね?」

*fin
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