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無意識に言葉がでた。
「やっと、口聞いてくれた」
別に、聞いたわけじゃない
さっきまでの俺の穏やかな時間を返せ
「なんで、俺に構うわけ?」
本心だ。なんで構うのか不思議すぎる
「んー、別に理由はないけど」
なんなのまじで、殴っていいかな
「強いて言うなら、好みだからかな〜」
「…は?」
「だから、雅の顔が好みなの」
絶句。
多分俺、今間抜けな顔だ。
いみふ。好みってやっぱり
そーゆー方の好みだよな。
あのホモ的な意味兼ね備えてるよな
「俺、男とかむり」
「もぅー、そんなにハッキリいわないでよぉ」
「まじ、むり」
なんか、いつもうざいぐらいに
絡んでくると思ったら、
そーゆーことか。きも。
「まぁまぁ、そこら辺は気にしないで」
お弁当たべちゃいな?
って気にするだろ、普通。
まぁ、お弁当たべよ。
高柳を無視して
もぐもぐとお弁当のおかずを食べる。
さっきから隣から視線を半端無く感じる
くそうぜえ
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