▼ 2

あれから、俺は高柳を無視し続けた

丁度、お昼の時間になったから
俺は席を立ち教室を出た
出る時に高柳の声が聴こえたけど
無視だ。大体なんで俺に構うんだよ、


足を運んだ先は図書室
屋上か迷ったけど、結局ここ


「はぁ、疲れた」

1人しかいない図書室に
俺の声だけが聞こえる。
置いてある椅子に座った


静かで誰もいない……落ち着く

ぱかっとお弁当の蓋を開けて
手を合わせた。


「………いただきます」

「へぇ、行儀いいんだね」


いきなりの声にびっくりして後ろを振り返ると
高柳がいた。

なんなんだよ、まじで。

「俺、手合わせる人久しぶりにみた」

逆に合わせないほうが可笑しいんだよ


「…………………なんなのお前」

prev / next

[ back to top ]



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -