3日曜日、曇りの己巳村 [夜]

夜、宿で食事をした後、就寝時間までの行動が可能。
三時間くらい。

もしも相田と仲良くしていた場合、彼が話したいことがあると探索者を部屋に招待してくれる。
日記のことなどを教えてくれる(日記以外のことは前日の夜の宿の説明参照)
[日記を読むイベントがまだの場合]
「この日記を読んでくれませんか?昨日これを見つけて、今日一日調べものをしていたんです。その内容なんですが……僕と一緒に己巳村に来た、村の部外者であるあなたたちなら信頼できると思って」

[日記の内容]
 「9/7 ついに日本最後の秘境の地、己巳村の取材を出来ることとなった。しかし、ずっと希望していた先輩でなく、まだ一年目の新人である自分が選ばれたのはなぜだろう。せっかくなので先輩に指示をいただきながら取材したいと村長に提案したら、先輩の顔写真を見せたとたんに首を横に振られてしまった。村に認められるためには何かしらの条件があるのだろうか」
「9/8 村人の目線に違和感する。新人の自分でも何度か取材経験があるのでなんとなくわかるのだが、不信感とか、物珍しさとか、いつも向けられているそのような目とは違う。どちらかというと、商品を見る買い物客のようだ。気味が悪い。ある程度欲しい情報は手に入れられたし、明日の朝のバスで帰ることにする」
「やつらは何者なんだ。見たことがない。まるで映画に出てくる化け物のようだ。そしてなぜ、バスは定刻を過ぎても来なかったのか。なんとかこの部屋に立てこもっているが、ドアの鍵なんてそう持たないだろう。もう自分は助からない。せめて、今後がないように忠告を残すとする。
――――この村は危険だ。今すぐ帰れ」

几帳面に書かれた日記の最後は、死の直前に震えを抑えたからか、大きく乱れていた。そして最後のページを開くと、この日記の持ち主と思われる顔写真が貼ってあった。
ここで強制アイディアロール。成功すると、その顔写真が宿の看板娘の顔と瓜二つであることがわかる。
気味の悪い不吉な日記を読んだ探索者はSANチェック。1/1D3先ほどのアイディアロール成功者は1/1D6

 動揺をする探索者に、相田は落ち着いた口調で報告する。
「不信に思って調べたんです。インターネットは使えないですけど、本はどこでも読めますからね。いちおう持ってきていた己巳村の歴史書が役に立ちました」
「端的に言いますと、この村に入ったものは帰ってこないという噂があるようです。そしてここで生まれ育った者は村の外に出ていません。もしもこの村が気に入って移住したのなら、住人の数が変わっているはずですよね?でも確認する限り、住人の数が変わったという記録はありません。
つまりは、行方不明になっているということが正しいと思います」
「そして外部から招かれて村に入った行方不明者なのですが、何かしら法則があるみたいです。詳しくはわからないのですが……」

これを聞いて探索者がどう動くかは探索者に任せるが、ここまで話してくれた相田は探索者に全権をゆだねるようになる。しかし、あまり好感度が高くない場合は、信用や説得、いいくるめなどの技能が必要となる。好感度に関してはKPで難易度調整を。

日記を前に見せてもらっている時は、「あれから調べてみたんですけど」と、上段に続ける。

この時点で就寝時間となる。もしも今脱出を試みるなら、忍び歩きの技能に成功する必要がある。

全員忍び歩き2回成功で宿から脱出できるが、相田を連れているため場合ほぼ不可能だろう。





- 8 -
| Home |

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -