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02:六道くんのお友達

六道くんには変わった友達が多いらしい。


「うえっ、まず!苦っ!」
「ブラックコーヒーだから苦いのは当たり前だよ、犬。でも確かに不味い…。」
「失礼だな。」


金髪の方が城島くん。眼鏡の方が柿本くん。
2人とも黒曜の制服を着てるけど学校で見かけた覚えがない。六道くんもだけど、この人達学生としての本業ちゃんとやってるのかな。
城島くんと柿本くんはせっかく私が淹れてあげたコーヒーを不味いと罵った。畜生。


「今日六道くん来てないよ。」
「そんなん知ってるびょん!骸様に言われなきゃ誰がテメーなんかのお守りに来るかっつーの!」
「は?」
「犬、あまり余計な事言うと怒られるよ。」


六道くんは毎日生徒会室に来るわけではない。いたりいなかったり、規則性はない。
そういえば六道くんが来ない日はこの2人が来ている気がする。個人的には一人で優雅に生徒会室を使いたいんだけどな。どっか行ってくんないかな。


「なーなーチョー暇。ゲームとかねーの?」
「オセロ盤ならそこらへんにあるよ。」
「犬に頭使うゲームはできないよ。」
「あ、そっか。」
「なんらと柿ピー!てかお前も納得すんなし!」


しかし城島くんのこの頭の悪そうな喋り方はなんとかならないのかな。将来が心配になる。


「腹減った!駄菓子食いたい!」
「あ、お菓子ならあるよ。」
「まじれ!?」
「ほれ。」
「せんべいかよ!ババくさっ!!」
「城島くんには一生お菓子あげない。」








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