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こんにちは!つい昨日にジャッポーネの春休みが終わって、新学期がスタートしました!
昨日は少し仕事の用事があって学校に行けなかったけど、私のクラスはもうわかってます!
だって春休みに細工を…コホン!さて、早速2−Aに……


「名前は3−A。ヒバリと同じクラスだぞ。」
「はいーーー!?」
















「雲雀!!」


ガチャッ


リボーンから衝撃的な事実を聞かされた私はまっさきに雲雀に文句を言うべく、応接室に走った。
ちょっと乱暴めにドアを開けたけど、ここのドアはそんなことで壊れるほど安物じゃないんだよ!
でも応接室には肝心の雲雀の姿はなくて、変わりにお掃除中の草壁くんがいた。


「名字さん!委員長なら中庭で群れてる不良たちをシめにいきました!」
「ありがとう草壁くん!お掃除ご苦労さま!」


草壁くんって本当気が利くんだよね。
今だって詳しく言う前に私が知りたい情報を教えてくれたし。お掃除も上手いし、いいお父さんになると思う!
そして雲雀は中庭か…。また暴力ふるってないといいけど…。















「雲雀!!」
「…やあ。昨日はどうしたんだい?」
「ちょっと仕事で…ってまたけんかして…!」
「喧嘩じゃない。一方的に咬み殺しただけだよ。」
「もっとだめだよ!」


中庭に行くと、ボロボロになった男の子を引きずっている雲雀を見つけた。
お、遅かった…!後で保健室に案内してあげよう。かわいそうに…。


「あ、名前さん…(とヒバリさんーー!!)」
「綱吉さんこんにちは!」
「やあ。」


そんなところに慌てた様子で走ってきたのは綱吉さん。いったいどうしたんでしょうか…。


「ヒバリさんも3年…でしたっけ…?」


…は!!確かに去年3年生だったヒバリは今高校生のはず!何でまだ並中にいるの!?


「僕はいつでも自分の好きな学年だよ。」
「何それ!?っていうか何で私が雲雀と同じクラスなの!?」
「(そういえば名前さんの名前なかったんだよな…。ヒバリさんが細工したの!?)」
「名前なら飛び級してもあまり違和感ないよ。」
「いや、そういう問題じゃなくて!」
「(っていうか名前さんは大人ーー!!)」


私は綱吉さんを守るためにこっちにきたのに!クラスが違ったらそばにいれないじゃない!
それに日本史の授業もせっかく室町時代までいったのに…!これからがいいとこなのに…!


「沢田ちゃんオレもバイト断っちった!せっかくなら一緒がいいもんね!」
「げ!」


あれ……この子どこかで見たことあるような…。


「あらら!?その子もしかして沢田ちゃんの彼女!?はたまたそちらのお兄さんの彼女!?」
「ああ!トマゾファミリー8代目の!」
「ピンポーン!なーんだ、この子も沢田ちゃんのファミリーね!オレ、トマゾファミリー8代目ボスの内藤ロンシャン!」


そうだ、トマゾファミリーの8代目ボスの子だ!
この並中に通ってたことは知ってたけど、特に目立った行動もしてこなかったから放っておいたけど……何で綱吉さんと一緒に…?


「綱吉さん、彼とはどういった関係ですか?」
「え?どういった関係って…」
「友達に決まってんじゃーんピースピース!!」
「お友達…?」


敵ファミリーのボスとお友達になるなんて………やっぱり綱吉さんは違うなあ!!綱吉さんのそういうところ、大好きです!


「で!そっちの彼女の名前はなんていっちゃうの!?」
「ボンゴレファミリーの名字名前っていっちゃいます!よろしくね!」
「ったはーー!名前ちゃんってば面白い!サブトン1枚ーー!!」
「ロンシャンくんこそ面白いよー!」
「(なんか仲良くなったーー!!)」


ロンシャンくんも悪い人じゃなさそうだし、仲良くできそうだな。


「…君達、風紀委員に入りたいんだろ?」
「え!そうなんですか綱吉さん!!」
「! えーーー!誰がそんなことをー!!?」


綱吉さんが風紀委員に入れば一緒にいられるかも!!
いやいやでも風紀委員に入るってことはイコール雲雀とも一緒で、綱吉さんの近くに雲雀がいるってことは危険で…


「彼にきいたよ。」
「リボーン!」


こういうときのリボーンの情報はあてにならないのよね…。
ていうか絶対楽しんでるよあの顔!くいって口の端上げて笑ってるもん!


「おっ、いいじゃん!いいじゃん!やろーよ沢田ちゃん!いやーどもども!トマゾ8代目内藤ロンシャンでーす!」
「なにいってんの!オレはいいよ!!(つーか群れてると殺される!!)」


そうです綱吉さん!やめた方がいいです!
しかし流石トマゾの8代目…あの雲雀に何の恐れも持たないなんて!
雲雀は一応このへんで最強の不良っていうことで通ってるんだよね?


ズガン

キィン


「「「!?」」」


いきなりの銃声と、それをトンファーではじいた雲雀。
ゆ、油断してしまった…!だって殺気はなかったんだもん。
弾のもとをたどると、そこには並中の制服を着ながら帽子を被ったおじさん。
確かこの人は……トマゾファミリーの人で、ロンシャンくんの家庭教師だったかな。
…とすると、さっき撃ったのは嘆き弾。……雲雀を嘆かそうとしたのか。嘆く雲雀とか…ちょっと見てみたいな…!


「何のマネだい?殺し合いするなら気軽に言ってくれればいいのに。」
「雲雀!今のは別に綱吉さんたちが仕組んだことじゃなくて…」


ズガン


「ロンシャン!」


えええロンシャンくんに撃ってどうるすの!?


「もうお先まっ暗コゲ。過去もまっ暗コゲ。」


わあ…さっきまでとは180度違うネガティブなロンシャンくんに…。
も、もしかして嘆いて許しを請おうをしてる!?


「うん、いい嘆き声だ。すごく咬み殺したくなってきた。」


思いっきり逆効果ーーー!!
ううう…すっごくロンシャンくんが可哀想に見えてきた…!許してあげなよ雲雀ー!


ズガン


「!?」
「きゃーー綱吉さんーー!?」


何で綱吉さんまでーーーー!?


「煮るなり焼くなりどーにでもすればいい…。」


何やってんのよトマゾの家庭教師は!
でもさすが綱吉さん!ロンシャンくんの嘆きより迫力がありますね!なんか次元が違うっていうか…やっぱり綱吉さんはすごいなあ!


「死を覚悟した人間を倒すほどつまらないものはない…」
「雲雀…!」


これにはあの雲雀も大人しく…



「とは思わない。」
「ぐはっ!」
「ぎゃ!」
「ちょっとおーーー!!」


なりませんでしたーーーー!!







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