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15

…そんなわけで、結局イタリアにいます名字名前です。
本当は一回日本に帰って身支度とか仕事のこととかけじめをつけてからまた来たかったんだけど、リボーンくん曰く任せておけだそうで…。
信用はできるけど任せておけないというかなんというか…うん、怖い。
結局航空券は破かれてボンゴレの無駄に大きいお屋敷に戻ってきました。
なんでも、ここは10代目(つまり綱吉)ファミリー専用のお屋敷だそうで、格式ある本部は別のところにあるらしい。
そして私は今日からここで暮らすそうです。
適当に安いアパートでも探そうと思ってたからありがたいっちゃありがたいんだけど…私なんかがみんなの仕事場に居ていいのかなあ…。


「細かいことは気にすんな。」
「…ありがと。」


…そうだ、リボーンくんは読心術とやらが使えるんだった…。
本当プライバシーも何もあったもんじゃないよね。


ガチャ


「10代目!」
「おっ。名前も一緒ってことはうまくいったんだな!」
「極限に待ちくたびれたぞー!」
「お、俺、名前さんのためにホットケーキ焼きました!」
「…おかえり。」


広間みたいなところに入ると、獄寺くん山本くん了平ランボくんクロームちゃんと皆さんお揃いで…。
長いテーブルの上にはフライドチキンとかサラダとかお寿司とかホットケーキとか…沢山の料理が並んでる。


「な…」
「名前の歓迎会だぞ。」


隣の綱吉を見たら私と同じくポカンとしていた。
どうやらリボーンくんの計らいらしい。とてもいい笑顔を浮かべていらっしゃる。


「…名前。」
「?」


小さくため息をついた綱吉が私の前に手のひらを出した。
おずおずとその手に自分の手を重ねると、いわゆる上座の位置にエスコートされた。


「ようこそ、ボンゴレファミリーへ。」


綱吉の言葉とともに一斉に頭を下げるみんな。
…ホストかと思いました。





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