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キセキの看病

※会話文のみ




名前が風邪を引いて学校を休みました。






−昼休み−



黄「あれ、今日は名前っちいないんスか?」

青「あー、あいつは……っと、電話だ。」

黄「え!?名前っちから!?電話番号知ってんの!?」

青「おー、大丈夫かー?」

主『やばい……なんかもう…、ほんとやばい…。』

青「なんかやばそうなのは伝わった。」

主『青峰……悪いんだけど、帰りにのど飴買ってきてくんない?ポストに入れてくれればいいから。』

青「のど飴?別にいーけど、誰もいねーの?」

主『うち共働きだから…』

青「あー…熱は?」

主『38度まで下がったー』

青「うっわ尋常じゃねーよその熱!俺そんな高熱出したことねーよ。」

主『アホだからね。』

青「んだとコラ。」




緑「ちょっと貸すのだよ青峰。」

青「あ、おい…」

緑「名字。」

主『このイケメンボイス……緑間くん?』

緑「ちゃんと食事は取ったのか?」

主『朝にプリン食べた。』

緑「そんなの食事のうちに入らないのだよ…。何か食べたいものはあるか?」

主『え…?特に無いけど…』

緑「柔らかいものなら食べれるな?」

主『まあ、うん。』

緑「…わかった。」

赤「緑間、変わってくれ。」




赤「名前、風邪を引いたのか。」

主『赤司くんだー』

赤「体調管理は自分の責任だぞ。普段から注意してないからそうなるんだ。」

主『あー、はいはい。』

赤「今日の放課後、見舞いに行くからな。」

主『は?いいよそんな…』

紫「名前ちん食べたいお菓子あるー?」

主『むっくん…。ちょっと今はお菓子の気分じゃないわ。』

紫「そっか〜。」

黄「名前っち大丈夫っスかああああ!?』

主『………』

黄「ちゃんと寝てるっスか!?ご飯食べてるっスか!?生きてるっスか!?」

主『………』

黄「学校終わったらすぐ行くっスから!寂しいと思うけどもうちょっと………って切られた!?」

青「まあ、当然だな。」

黒「黄瀬くん酷いです。僕まだ話してなかったのに…。」

赤「とりあえず全員行くでいいんだな?」












ピンポーン



主「……ほんとに来た…」

青「死にそうな顔してんなー。」

黄「名前っち大丈夫っスか!?俺を置いて死なないでっスーーー!!」

主「黄瀬っちうるさい。」

緑「薬は飲んだのか?」

主「……まだ。」

緑「何か腹に入れないと飲めないだろう。粥を作ってやる。」

主「え、いいよプリンあるから…」

緑「プリンは食事のうちに入らない。作ったらすぐ帰るからちゃんと食べるのだよ。まったく……」

主「…ありがとう。緑間くんのそーいうところ大好き。」

緑「なっ…何を言ってるのだよ!」

青「名字、のど飴買ってきたぞ。」

主「あー、ありがと。」

青「大好きとかねーのかよ。」

主「うんありがと。」

黄「えと、俺は…えーっと…あ!この前の撮影で貰った俺の写真が…」

主「あーはいはい、もうみんな大好きだから中に入りなさい。」

赤「……紫原。」

紫「はーい、名前ちんだっこー。」

主「ひゃっ!?何むっくん!何!?」

赤「歩くのも辛そうじゃないか。ベッドで安静にしていた方がいい。」

主「誰のせいでベッドから出る羽目になったと思ってんの?」

紫「名前ちんの部屋どっちー?」

黄「紫っち!俺も!俺も名前っち抱っこしたいっス!」

主「全力で遠慮する。」









黄「ここが名前っちの部屋っスかー。シンプルでいっスね!」

青「おい何かゲームねえ?」

紫「これ小学生の時の名前ちん?かーわいー。」

赤「これは……ミニバスの時のメダルか。」

主「(こいつら……)」

緑「台所はどこだ?粥を作る。」

主「もう緑間くん大好き。玄関をまっすぐ行って左側です。」

黄「さっきから緑間っちばっかりズルいっスよ!何で俺には言ってくれないんスか!?」

主「逆に何で言ってもらえると思ってんの?」

赤「…俺は緑間を手伝ってくる。」

黄「赤司っちまでポイント稼ぎ!?」

赤「違う。緑間一人にやらせたら……粥はできない。」

黄「え……」

主「え、緑間くん料理苦手なの?」

赤「桃井程じゃないが、粥は間違いなく作れないな。」

青「じゃー何で率先して作るとか言ってんだよ、アイツは。」

主「あ、赤司くん…任せて大丈夫…?」

赤「心配するな。俺に出来ないことはない。」

主「赤司さま…!」








青「お、スラダンがある。」

主「はいはい読んでいーよ。」

黄「名前っち、卒アル見たいっス!」

主「はいはいそこの棚にあるから勝手に見て。」

紫「あ、これチョコポールの金の箱だ。中何入ってたの?」

主「はいはい開けていーよ。」

黒「名字さん。」

主「うわっテツくんいたの!?」

黒「はい最初から。喉は渇きませんか?アクエリ買ってきたので、よかったらどうぞ。」

主「テツくん……ありがとう、もらうね。」

黒「あと、冷えピタも。今の少しぬるくなってるみたいなので、取り替えましょう。」

主「あ、私自分で…」

黒「病人は大人しくしていてください。」

主「テツくん…(きゅん)」

黄「あーー!黒子っちいつの間にいい感じになってんスか!?」

緑「粥が出来たのだよ。」

黄「! 名前っち、俺が食べさせてあげるっス!」

主「自分で食べれます。」



−アイコンタクト−

主(赤司くん……信じていいんだね…?)

赤(ああ、味付けは全て俺がやった。緑間は鍋を見ていただけだ。)




主「いただきまーす。」

緑「……ど、どうなのだよ?」

主「…ん、美味しい!ありがとう、二人とも。」

緑「! べ、別に名字のために作ったわけじゃないのだよ。」

赤「よかった。早く元気になってくれよ。名前がいないと困る。」

主「赤司くん…(ちょっときゅん)」

黄「俺明日もお見舞いに来るっス!そんでお粥作って、さっきみたいに笑ってもらうっス!」

赤「(主に黄瀬が…。)」

青「俺も来よっかな〜スラダンの続き気になるし。」

主「バスケしろお前ら。」







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