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青峰少年の奮闘記B

黄瀬からもらったアドバイスは、前回から約一ヶ月後のセックスで実践してみた。
何度もキスをして、触ってる間もキスをして、その合間に名前を呼んで好きと言う。そしたらトロンとした表情で「私も好き」と言って首に腕を回してくるもんだから、これがいわゆる「キュン死に」というものかと納得した。
最初は意識して言っていた言葉も後半自然と出てくるようになった。ほんと、俺コイツのこと好きだわ。


名前も前回より喘ぎ声が大きくて感じてくれてるようだった。その証拠に、しっかりと下も濡れていた。濡れてたらこんな簡単に指が入るのかと感動したのを覚えてる。
二本目もちょっとキツかったけどちゃんと入ったから、こんだけ慣らせば大丈夫だろうと硬くなった俺のものを入口にあてがった。
指で感じたあの感触に包み込まれたらどうなっちまうんだろうと、未知の世界を目がして腰を推し進めたが………入らなかった。先っちょがちょっと入っただけで痛い痛いと首を振られては無理矢理推し進めることもできない。
結局2回目のセックスも最後までは至らなかった。


確かに俺のはでかい。そこらへんのAV男優よりでかい自信がある。そんなもんが、指二本で窮屈だったあの中に入るんだ、そりゃ痛いよな…。
そんじゃあ世の中の男女はどうやってセックスしてんだよ?俺のやり方が悪いのか…?


「急に呼び出したかと思えば……バスケじゃねーのかよ!!」
「あー、今はこっちの方が重要だから。」


つーわけで、火神に聞いてみた。


「で、どーなんだよ?お前もでけーだろ。俺程じゃねーけど。」
「あ?俺は本気出せばお前なんか…」
「いや俺のがでかい。」
「いや俺だ。」
「ああん?だいたいテメー俺の本気見たことねーだろ!」
「お前だって見た事ねーだろ!」
「よし見せて……みなくていーわ。吐くわ。」
「ああ、この話はやめよう…。」


「…で、お前はどうしてんの?」
「…やっぱ慣らすしかねーよ。」
「どうやって?指二本は入ったんだぜ。」
「そりゃお前……キスしてリラックスさせたり…だな…」
「ほー。」
「あとは…全部入れないままでちょっと動かしてみたり…」
「…なんか想像しちまった。気持ち悪ぃ。」
「想像すんじゃねーよ!」







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