フィンクス×少女4 (18/27)


「あー何もってくかなー」

「何を?」

蜘蛛の奴らが集まっているとこで
ダラダラしながら何気なく呟くと
運悪くシャルナークに聞かれていて
キラキラした笑顔で返事をされた

「・・・なんでもねーよ」

「誰に何を持っていくの?」

無視を決め込み寝たふりをする

ねーねーとユサユサと揺らされると
苛立ちがすぐに限界を突破する
自分で怒りの沸点が低いのはわかるが
今更どうする気もない

「あーうるっせぇな!!犬だよ犬!!」

俺の答えにポカンとするシャルナーク

「ふーん。犬、ねぇ?
フィンクスに彼女ができたのかと思ったのに。
ま。そんな悪人面じゃ無理か」

「ほっとけ!」

あははと笑いながら
興味が失せたようで
ノブナガの所に行った

女が欲しい物は女に聞けばいいかと
その場にいたマチに聞く

「は?誰にあげるのさ」

「・・・犬だよ」

「犬にあげるもんをわざわざ聞いてきたの?
脳ミソまで筋肉になったの?バカ?」

「うるせぇな!!で!?何がいいんだよ?」

「その変の骨でもやっときゃいいだろ」

ふんと鼻を鳴らしパクノダの所へ
酒を持ちながら行ってしまった

犬と聞いたならその答えは正解だろうが
俺が欲しい答えじゃない

寝転びながら考えるが
いくら考えても浮かばず
そのまま眠ってしまった





モドル


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