フィンクス×少女3 (17/27)


行ってしまおうとした
お兄さんを引き止めて
お喋りをしてもらえることになった。

そのへんの座れそうな瓦礫の上に座る

「お兄さん名前は?」

「フィンクス。お前は?」

「フィンクス!
アラタだよー!12歳!」

ふーんとあたしの髪の毛を指差し
「これ地毛か?」

「そーだよ!目立つから
恥ずかしいけど・・・
いつもは夜に活動してるだけど
たまたま昼間に出たらあんなのに
絡まれちゃったの」

「1人で暮らしてるのか?」

「うん!ずっと1人だよ!」

ニッコリと笑えば
目を逸らされてしまった

何か変な事でも言ってしまっただろうか

あたしがいる方と反対側をみながら
「1人でいるってことはお前強いのか?」
と質問された。

会話を続けてくれる事にほっとしながら

「全然・・・だから夜に活動しるんだけど・・・
食べ物なんかは物々交換で手に入れる」

「・・・明日なんか持ってきてやるよ
お前ガリガリすぎるしな」

「え!明日も会ってくれるの?嬉しい!」

えへへと笑うと
頭をくしゃりと撫でてくれた

「夜にここにいろよ。俺は用事あっから
もう行くけどよ」

「わかった!!」

去っていくフィンクスが
見えなくなるまで
手を振った




モドル


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