フィンクス×少女1 (15/27)


この世の何を捨てても許される場所

それが私の育った流星街

自分がどうやって産まれて
ココに来たかなんかわからない。
気がついたらここにいた。

弱い私はできるだけ
目立たぬように生きてきた

嫌でも目立つ白髪だから
できるだけ夜に活動してきたのに
たまたま昼間に出てきてしまった結果がこれだ。

「嬢ちゃん!見ねー顔だなァ?」
「俺達についてきたらうまいもん食わしてやるよ」

柄の悪いお兄さん達に絡まれてしまった

『いえ。大丈夫です・・・』

ただのガリガリな私に何を求めるのだろう。
どうせこの髪のせいで
どこかに売られるのだろう。
だから昼は嫌いだ。

お兄さん達から逃げるように後ずさると
腕を掴まれた

「逃げることねーって!」

『いやっっ』

払いのけると同時に目の前から
お兄さん達が消えた

というか吹っ飛んだ。

「オラァ!!お前らガキ虐めてんじゃねーよ!」

声の主を見てみると
金髪で眉毛のない目つきの悪いお兄さんが
腕をまわしながら立っていた。

あたしには王子様に見えた

ヒーローは突然に

『素敵・・・!』
「あ?」



モドル


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