You wilder me (8/27)


目の前には血の水たまり

「ちょっと・・・なんで邪魔するの」

裸で息絶える男
裸で返り血を浴びる私

「弱い男を選ぶのが悪いんだよ◆」

楽しそうに笑い私の手を引っ張り上げる

「シャワー浴びといでよ◇」

「言われなくても」

隠すこともせずに
裸でシャワーへと向かう

全てを綺麗に洗い流し
出てくると
男の亡骸はなくなっていた

「・・・彼は?」

「さぁ?」

さも自分が最初からこの部屋にいたかのように
ソファーに座わり寛ぐヒソカ

「それより◆こんな血の匂いがする部屋より
僕のとってある部屋に行こう◇」

誰のせいだ!と言いたいのを堪えて頷く

素直に従わないと後が怖い

「いい子◇」

いつの間にか私の荷物を持ち
背中を押され部屋を出ていく

最上階につく。
さっきの部屋とは
比べものにならなぐらいの豪華で
キラキラと輝く室内

「ねぇ、あたしもう20なんだけど。
まだ処女なんだけど」

「知ってるよ◆」

大きなソファーへ
足を投げ出し座ると
横にヒソカもぴったりとくっついてくる

「今回はいけると思ったのになー
今回で10人目だよ。」

ふんっ!と頬を膨らまし怒ると
ヒソカの長い指が膨らみを押す

「さっさとボクにアラタの
初めてをくれたらいいのに◇」

「やだよっ!すぐにポイってされるでしょ!」

「クク、そんな事しないよ◆試してみるかい?」

「んー少しだけ」

「おや、珍しい◇」

ゆっくりとヒソカの顔が近づいてきて唇が重なる

この感触、この唇が好き。

それでもまだあげない。
もう少し試したい。貴方の気持ちを。





モドル


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