『ふぁ〜あ…』 「おはよアル!」 『あ、おはよーナミ』 「まだ眠そうね」 『いやー、今日もまたロー兄が布団の中に忍び込んだ挙句私の服の中に手を』 「もう分かったわ」 『理解が早くてなによりだよ』 「あのお兄さんも顔だけは格好いいのにね」 『残念なことに頭も良いよ。神様って存在しないんだね、ナミ』 「(なんか悟りきった顔してる…!)」 「ナミー!アルー!」 「あ、ルフィ」 『今日も元気一杯だねルフィ』 「おう!肉食ったからな!」 『私も朝ご飯肉にしようかな…』 「止めときなさい。肉を食べて元気になるのはルフィだけよ」 ≡≡≡≡≡≡ 「はぁ、アル…」 「……」 「今頃は確か体育…。つまり体操服……。つまり………アルの生脚!!」 「あの」 「くそ…っ。何で今日に限って手術が多いんだ。思いっ切り手を滑らせたい気分だ」 「流石にそれだけは止めて下さい」 「しかも何だよコイツ。たかが腫瘍の為だけに手術なんかしなくてもいいだろうが」 「陽性でしたらね。この患者の場合は悪性ですから」 「チッ……おいペンギン、メス」 「はい」 ≡≡≡≡≡≡ 『……ナミ』 「何よ?」 『平和って…素敵だね』 「(真顔…)…そうね」 『わざわざ職場ほっぽってまでして妹を盗撮に来る誰かさんがいないだけでこんなにも平和が素晴らしいものだと気付かされるとは思ってもみなかったよ』 「…あんた、本当に苦労してんのね」 『ふふ…今更だよ、ナミ』 「今度あたしん家にでも泊まりに来る?」 『是非ともお願いしたいけど、そしたらオプションとしてロー兄が付いてくるだろうけどそれでもいいの?』 「…ごめん」 学校に行きましょう (あ、ロー兄は来なくていいから) ←戻る |