くちゅ、と卑猥な音が空間を支配する。
ぢゅっと吸いつくと苦しそうな声を出した。

「う、……アッ」

なんなんだ。なんで俺はいつも流されるんだ。どうすこの後も最後までヤるに決まってる。

それは別に構わない。
宿題なんかいつでもできる。
最悪やらなくたっていいんだ。
ただ、それよりも生臭い。いつもより生臭い。

くわえたまま目線を上げ睨む。

「てめ、風呂入ったか」

「んっ、ちょ、ちゃんと離してからしゃべっ」

「で?」

「うっ、入って、ない」

「!」

こいつ、入ってないって言った?
このやろ……ありえねぇ。

「だってすぐ部屋来たし、風呂とか、時間もったいな……え、なにしてんの……」

俺は座っていた恭介を倒し、近くにあったタオルを裂いて、こいつの腕をベッドに繋いだ。むかついた。むかつく。腹立つ。なんなんだこいつは。

「よし、」

「いや、よくない!ちゃんとゴムしたし、」

なんか言いかけてるこいつの首筋を舐めてやる。

「ンッ」

ぴくっと反応する恭介。

……こいつ、ネコでもいいんじゃねーの。
「今日は、大人しくしててな」

ニヤリと笑いながら言って、またフェラを再開する。
どろどろと溢れ出す汁をうまいこと嚥下しながら恭介を追い詰める。

「アッ、やばっ、やばい出るっ」

その声にパッと顔を上げ、根元を握りしめる。

「え?ちょ、離せ」

「なにが?」

「くるし、……頼む……手ぇ……」

「ああ、手ぇ離せばいいの?いーよ、ちょっと待っててね」

邪魔になるからと、自分の髪を結んでいたごむを外す。
そして恭介のでかくなったものの根元を1回、2回とゴムを回して

「オッケー。ほら、手、離したよ」

ピン、と完勃ちのモノをはじく。

「ぅあ、アアッ」

大きく身をよじる恭介。イケないのが辛いのか、涙を浮かべ眉間に皺を寄せている。

「よっこいしょ、と」

「?」

俺ははいていたズボンとパンツを脱ぎ捨てて、恭介の上半身へと跨った。

「ケイ、何して……」

「黙って」

「ん、」

「ほら、舐めなよ」

唇に指をあてると、口を開け舌を絡ませる。

「エロいねー」

その言葉に恭介は扇情的に見上げてくる。三本の指を含ませ、濡らしたところで引き抜く。

「ありがと、もういいよ」

左手を顔の脇におき、右手の中指を後ろの秘部へともっていく。

「んっ、」

一本に慣れたところで、指を、二本、三本へと増やしていく。

「んっ、は、アッ」

自分でヤったことがないので、なかなかイいところに当たらない。自然に腰が動いてしまう。動いたときに、恭介のモノが内股にあたってソレすらも興奮の材料となる。

「おい、おい、これ外せ……」

「……っ」

「聞いてんのかよ!」

「はず、す、わけ、ない、……んっ」

「てめ、」

「なに?ガマンできない?」

後ろから右手をもってきて、今度は右手で体を支え、左手で恭介顔に触れる。

「俺のこと、欲しい?」

親指で唇をなぞる。その唇で、俺を求めればいい。


「っ、ほし、い」

「聞こえない」

「欲しい……ケイが、ほし、い」


その言葉に満足し、唇に弧を描く。


「いーよ、……あげる」


引き締まったお腹に手をつき、もはや凶器にも見えるソレを呑み込んでいく。


「っ、」


自らの重みで呑み込むソレが今までにない大きさをしていて正直驚いた。


「ふ、はいっ、た……」

「っ、」

苦しそうに息を詰める恭介。そんな恭介に問いかける。

「ね、わかる?……ほら、キョウスケのが俺の中に入ってるの………わかる?」

「い、から、動け……つか、外せ……」

「やだ、って言ったら」

「ケイ……っ」

「もう少し大人しくしててね」

俺は体重をうまく移動しながら、律動を始めた。

「ンッ、アアッ」

ぐちゅ、ぐちゅ、と卑猥な水音が耳を犯す。腰が勝手に動く。止まらない、トメラレナイ。

( なんで、なんで俺だけじゃ )

「きょ、すけ……キモチ、アッ」

( 俺、こんなに )

「アアアアアッ」

( もっと、もっともっと )

( どれくらい愛したら 気づいてくれるの )

俺が一度イったことで、恭介のお腹には白濁が散っている。それに構わず力の抜けた体をその上に倒す。

くちゅ、と俺と恭介のお腹の間で音がした。

「ね、もっと、恭介の、ちょうだい……」
( 全部、全部ちょうだい……。誰よりも大切にするから )

「やる……やるから。腕外せ……」

「ん……」


震える体を起こし、タオルへと腕をもっていく。外れた途端、景色がひっくり返った。


「う、わ……びっくりした……」

さっきまで下にあった恭介の顔が上にある。

「わりぃ。ガマンできねぇ。ケイだけ気持ちよくなりやがって」

「……あ」

忘れてた。恭介イけないようにしてたの。
「一回抜くぞ」

「っ、」

ずるっ、と中から恭介が出て行くのがわかった。

「ふっ、うぁ」

敏感になっている俺の体はそれすら気持ち良くて。

「たく、どこで覚えたんだか。この淫乱」

「っ」

「もっかいいれんぞ」

「ん、……あ、ちょ、はやっ」

「っせーな、黙って感じとけ」

その後俺は恭介が満足するまでイかされまくった。

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