( こいつらが授業を受けるとどうなるか )
A:零原
「えーと……じゃ、じゃあ次のページひらいて……」
「………………」
「みんな……いつもみたく騒いでいいのよ……」
「………………」
「……あ、そう……零原くんが寝てるから……起こしたくないのね……」
零原の寝顔はクラスに癒やしを与える。ちなみに起きてるときは教師が黙る。生徒も黙る。授業にならない。
A:赤城
「はいじゃあここ赤城ー、はい立ってー」
「はあ!?また俺かよ!」
「はい赤城はやくー」
「聞けよ!」
「はい普段いないんだからいるときくらいちゃんとやれよー」
「ふざけんな二度と出ねーよ」
「わかったわかったはい前こいよー」
赤城は教室でも赤城。生徒は爆笑する感じ。零原とは違う癒やし。
A:後輩
「じゃあ練習問題解いてねー。10分後に答え合わせね」
「……………」
「……………」
「先生」
「なに?」
「この問題意味が違う。解けない」
「え、あ、ほんとだ。ありがとう後輩くん」
「さすが後輩だな」
「すげーな」
「たまたまだよ」
こんな感じ。そつがない感じ。赤城にだけ嫌みっぽい。
A:一ノ瀬(最終兵器バカ)
「おいまたいねーのか」
「さっきまでいました」
「誰かあいつ連れてこい」
「知らない間にいなくなるんです」
「探せ」
「あのー、俺ロッカーん中に入るの見ました」
「またあのばかは。誰か開けろ」
「はーい」
「あ、見つかっちゃった!」
「あ、じゃねえよ。席つけ」
「バケツ被るべきだったかなあ」
「席つけ」
「れーちゃんとこ行ってこよう」
「誰か零原連れてこい」
「むりです」
零原が保護者は全校公認。安定のバカ。