( 11月11日 ポッキーの日! )



「さあ赤城さんポッキーゲームしましょ」
「どうした急に」
「ポッキーの日なんで」
「俺はプリッツ派だ」
「プリッツはもうないです」
「なんで」
「あっちが使ってます」

ポッキーを両手に持った青柳に迫られながらも後ろを向くと。

「ん、っ、は、」
「む、あ、」

あぐらの零原の上にのり濃厚なキスをぶちかます一ノ瀬。

「れーちゃ、もう一本、」
「あー」
「ん」

口がもうくっついてんだろって距離で会話をする2人。しかもプリッツを半分に折ってお互いの口に含み少し咀嚼してからまたキスを始めた。

「いやいやいやいやあれはポッキーゲームとかポッキーの日とか関係ないよね、あいつらただいちゃつきたいだけだよね」
「なので俺たちが正しいポッキーゲームをしましょうよ」
「やだよ!お前なんか顔が怖いもん!」
「いつも通りですよ」
「そうだけども」
「どういうことですか」
「なんだよ自分で言ったんじゃん!めんどくせーよ!」
「いいから。はい、あーん」
「ちょ、やだ、ばっ」
「いきますよー」
「んーっ」
「……………はい、勝ちー」
「っ、……っ、」
「赤城さんちゃんと噛んでくださいよ」
「だって、おま、はやっ」
「そんなん言われましても」
「うるせー!」
「顔赤いですよ。あ、キス、期待しました?」
「……!してねーよっ」
「あ、そうですか」

再度ポッキー片手に近づく青柳。

「ん、れーちゃ、お腹いっぱい」
「お前俺から奪いすぎ」
「んんっ、や、んっ」
「お前らもいつまでやってんだ!」
「赤城さんやっぱりうらやましいんじゃないですか」
「ちげーよ!」



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