( さっそく書いてみた! そのに )



「一ノ瀬くん、好きです、付き合ってください!」
「えー?」
「えーって」
「なんで俺?れーちゃんの方がいい男じゃん」
「なんでお前が告られてんのに俺をオススメしてんだよ」
「零原くんでも可です」
「いいのかよ」
「だよね!」
「はい」
「はいじゃねぇよ。頭おかしいだろ」
「一ノ瀬くんよりはましかと」
「あれ、君、その一ノ瀬くんに告白したんだよね?」
「まあ、はい」
「れーちゃん、俺飛行機になる!」
「…………」
「…………」
「君なんでこんな子に告白したの」
「ああ、まあ、飛行機になりたいとか言っちゃう一ノ瀬くんを近くでみたいなぁ、って」
「君も変な子だったんだね」
「否定はしません」
「れーちゃん、ケーキ屋行きたい」
「なんで。焼き鳥はどうした」
「うさぎの形の雲みつけたらケーキが食べたくなった」
「おおお、今日も全開ですね」
「通常運転だ」
「さすが知り尽くしてますね」
「否が応でもな」

雲に向かって走り出す一ノ瀬をだらだらと追いかける零原。それを見送る女子一名。一ノ瀬は振り向いて零原の位置を確認すると手をつなぎに戻ってきた。零原はそれを当たり前のようにポケットに突っ込んでいた左手を差し出した。



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