( 悪戯をしてはいけません )



「ふおおぉぉおおおっ」
「どした」
「きぃぃぃぃやあああああっ」
「おいおいおいおい」
「れーちゃんその膝の上のちっちゃいその子は!」
「いとこ」
「俺が寝てる間に俺とれーちゃんの子供がっ」
「ねーよ。いとこだっつってんだろ!」
「昼間っからうるさいわねぇ!あらゆうちゃん起きたのね。あ、たーくんもここにいたの」
「たーくん!」
「いとこなの」
「黒髪のれーちゃん!」
「あー、うー」
「きゃわいいいいいっ」
「うるせえ!」

姉貴がたーへのお菓子を持ってきてくれた。さっきまで俺の膝の上にいたたーはゆーきに抱っこされている。たーはゆーきの傷んだ髪を引っ張ったりして遊んでおり、ゆーきはたーのぷにぷにのほっぺをつついたり手をにぎにぎしたりして遊んでいる。鼻血出そうだぞ。

「なにこれ、天使すぎる。エンジェルすぎる。エーちゃんだねぇ」
「うー」
「たーだっつってんだろ」
「れーちゃんのちっちゃい頃もかわいかったんだろうねぇ」
「しらね」
「きんぱだからさらに天使だねぇ」
「やめろはずかしい」
「きゃー!れれれれーちゃんエーちゃんにほっぺにちゅーされたきゃーきゃーきゃー!」
「おいまた姉貴くっからおとなしくしろ」
「はーい」
「あーい」
「えらいねえエーちゃん」
「う、あー」
「あ、そうだ」
「は?」
「これで至福だわー」
「わー」
「いつもより重い」

ゆーきがベッドの上から俺の膝の上に移動してきた。たーを持ったまま。俺の胸に背中を預け、たーをあやすゆーき。たーもにこにこと笑ってる。

「れーちゃん、ちゅー」
「たーいんだろ」
「だって今したら絶対幸せだよー」
「たーの目ぇ塞げ」
「うん、はい、ちゅー」
「はいはい」
「う?」
「ん、う、っは」
「幸せ?」
「あああ前も後ろもれーちゃんな感じ。ちょー幸せ」
「なによりで」
「エーちゃん俺たちの子になろーよ」
「う!なう!」
「あはー、やった!」
「だめだからな」

ゆーきは本気でやりそうで怖い。



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