「つーかなんで一緒に入ってきてんだよ」
「え、だめ?」
「だめだろ。狭いし」
「いーじゃん、それに」
口をヨウの耳元に寄せて囁いてやる。
「ちゃんと俺が出したやつ、責任持ってださねーと」
「なっ、てめっ」
「ん?」
なにくわぬ顔でくぷ、とヨウの中へと中指を侵入させる。
「っ、あっ、―――っ」
喉を仰け反らせ喘ぐ姿に興奮する。
「なに、興奮した?」
「してねーよ、っ、さっさと、しろ、」
耳まで真っ赤にして言われても説得力はないが、俺を煽るには十分。中指を曲げ、わざと前立腺を避け中に吐き出したものをかきだす。
「んっ、は、ぁっ、んっ、」
ヨウの喘ぎ声と中を掻き回す厭らしい音が風呂場内に反響する。ヨウは足腰に力が入らないのか俺の首に腕を回し、肩口に額を押し付けされるがままに喘いでいた。
しかし、気づいているのか。
「ヨウ、後ろ、みてみ」
俺の言葉に素直に従い振り向くヨウ。そこには、俺の指を深くくわえ込み、太ももをいやらしい液が伝うヨウの後ろ姿が鏡いっぱいにうつっていた。
「―――っ」
「ヨウの中から俺の出てくんの、丸見えだろ?」
止めていた指の動きを再び始めながら伝える。ぐちょぐちょという音がヨウのアナルから響いている。
「っ、ちょ、レイ、まさかずっと見てたんじゃ、」
「ん?んー、バッチリ」
「なに、それぇっ」
「あ、いまの可愛い」
「っ、ばか!」
「ったく、そのバカに弄られて興奮しておっ勃ててんの誰だ?」
「――――――!」
可愛いヨウのために、ヨウのキモチイイところを擦ってやる。背中を弓なりに反らせ、快感を逃がそうとしているが、俺は続け様に前立腺を刺激してやる。
「あっ、ああっ」
ビクヒクッ、とヨウの体が跳ねる。
「あら、ヨウったら空イキ?」
「うっさ……はぁ、はぁ」
頬を紅潮させ、潤んだ瞳。
ほんと、無自覚はたまんねえ。
そのままヨウの顎を掴んで鏡の方へと向ける。
「ほら、みろ。可愛い顔してんだろ?」
「あ、や、やめ、」恥ずかしいのかいやいやと首を振るヨウ。煽ってるってわかんねえのか、こいつは。
「あーもうむり。ヨウ、鏡に手えつけ」
「は?―――――んっ、」
ずるりと指を引き抜く。その刺激だけでも敏感になってるヨウにはたまらないのかピュッと白濁が僅かに飛び出した。
間髪入れずにヨウへとあてがい挿れる。
「あっ、は、あ、」
鏡に手をつき崩れそうになる体を必死に支えるヨウ。
「っは、きもちー」
あんだけぐちゃぐちゃにしたのきキュウキュウと俺を締め付けるヨウ。
「ば、かやろ、抜け!ばか!」
「あー、はいはい、っと」
「っ、っ、っ!」
「動いて欲しいならそう言えって」
ヨウの要望通り抜いてやる。ただしギリギリまで抜いたらまた突っ込むけど。
「ばか、ちがっ、うっ、つー、のっ」
「色っぽ」
「っ、」
「みてみー?気持ち良さそうな顔だろ?ほら、自分のイき顔見ながらイっちまえ」
「や、だ、あああっ、」
「っ、は」
ヨウは目の前の鏡へと何回目かわからない白濁を吐き出した。勢いはだいぶなくなっていたが、まだ色がついてるのでイケるはず。かく言う俺も、吐き出した。ヨウの中へ。
「て、め、てめえ、また中に、中に!」
「あー、わり。出しちゃった」
「出しっ、っ、っ!」
「ほらケツ向けろ。してやっから」
「誰が頼むか!自分でできるわ!」
「………ふーん?」
こいつは時々、というかしょっちゅう墓穴を掘る。
「んだよ」
「わかった、どーぞ?」
「だれがてめえの前でやるかよ!」
「ん?やるやらないじゃなくて、やれ」
見せてもらおうじゃねえの、アナニーショー(笑)
ヨウは今、体育座りのお尻をついていない状態で屈んでいて、右手を両膝の間から、自らのアナルへと手を伸ばす。
くぷ
中指がヨウの中へと入っていく。
「んっ」
鼻から抜けるような声が響きわたる。風呂場は響くからいいよな。
俺は黙ったままじーっと見ている。その方が声とかいやらしい水音とか響いて面白いじゃん。
「はっ、んっ」
くちゅくちゅと卑猥な音がヨウの耳を犯す。恐々と指を動かしている。気づけば2本目の指がヨウの中に入っていた。
「っ、ふ、うっ」
「ヨウさあ、なに、オナってんの」
「ちが、」
「もっとさ、考えてやれよ。ばか」
「っ、」
これはこれで十分そそるが、掻き出すのにどれだけかかるかわかったもんじゃない。
ヨウは躊躇いながらも膝を床に付き、四つん這いになった。ご丁寧にお尻をこっちに向けて。
ぐちゅぐちゅと音が増した。
ヨウの指が俺の精液を掻き出し、それがヨウの足を伝う。
「あ、出て、る?」
「おー、出てる出てる。ついでに前からも出てる」
「言うなぁっ」
「随分と楽しそうじゃねえの」
「ちがっ、んあっ」
「手伝ってやるよ」
「やめ、レイっ、手っ、はなして、っ」
「腰振ってるくせによくいうぜ」
ヨウの手首を掴み、グチュグチュと中を掻き回してやる。勢いにのって中から白いもなが溢れてくる。
ついでにヨウのモノも擦ってやると、泣きそうに喘いだ。
「ああ、やめ、も、でなっ」
「絞り出してやっから」
「や、だっ、――――っ」
やべえ、突っ込みてえ。