※ほぼ会話


「なにつくってんの!」

「豚汁」

「色気ねー」

「料理に色気出してどーする。つーか色気ある料理ってどんなんよ」

「イタリアン?」

「おま、和食に謝れ!いや、イタリアンに謝れ!」

「どっちだよ」

「手伝わねんなら出てけ」

「手伝う手伝う」

「まじ?じゃあ、」



「色気出す手伝いな」



レイは俺のはいていたスエットの中に手を突っ込み脱がしにかかった。



「ちょ、やめろ、こら!」

「やーだ」

「やだじゃない、んっ、こすんな」

「あー、今朝ヤったからまだ緩い?」

「知るかばか、指抜け!」

「わかったわかった」

「っ、は、もうあっち行け」

「まあ、待て待て。あ、つかお前、俺人参嫌いだってしってんだろーが。―――お仕置きな」

「はあ?」






「なんか、悪いことしてる気分」

「っ、悪いことだろ、実際」


レイの手には乱切りされた人参。
それを俺の後ろにあてがい、挿れてきた。


「いや?俺食べれねえからヨウに食べてもらおうと思って」

「っ、つかとれ!きもい!ひぅっ」

「ん?」

「押すなばか、あ、あたるっ」

「どこに?」

「ぜんりつせ―――っあ、」

「人参でよがるとか、お前もうどうすんの」

「あっ、指、指抜け、」

「はいはい」

「っ、はぁ、はぁ」

「じゃあクイズね?今から何個、」


人参を挿れるでしょうか―――?





「っ、はぁ、ああっ、奥まで来てる、やだ、やだやだぁ」


「んー、もうむりかな」


「おねが、ゆるして、やだぁ!」


「わかった、じゃあ何個入ってる?」


「わかんないっ、とって、おねが、」


「ほら、ぎゅっと力いれてみ?」


「やだ、こわ、こわいっ」


「大丈夫だから」


「っ、―――んあああっ」


「本当に可愛いなあ、お前」


「レイっ、レイ!お願いだからぁ」


「まあほら、適当に言ってみ?あたっかもよ?」

「んぅー、ご、5個ぉ」


「ふ、りょーかい。じゃあ正解発表ね?出してみっか、ヨウ」








「っ、はぁ、も、ムリっ」

「はい、今4個目ねー」


胡座のレイをまたぎ、膝立ちの俺。首に手を回し、レイの頭を抱え込む。


俺の脚の間にかざされたレイの手には、排泄の要領で吐き出した人参がころがっていた。



「はっ、レイ、も、ゆるしてっ」

「さ、頑張って。お腹ぎゅっとして」

「ん、は、はあっ、――っ、」


「あーまた、精液出して。はしたねーなあ」


「だ、て、」


「ほら、少し見えた、」


「押さないで、やだ、」

「じゃあ頑張れ」

「んっ」





「よし出た。今5個だけど、まだある?」

「ん、」

「何個」

「……一個」

「ラストな、ほら、ファイト」

「奥過ぎて、むり」

「じゃあそのままか?」

「やだ、」

「じゃあせめて指届くとこまで頑張れ」

「ん、」

「指挿れるぞ」

「え、もう……?」

「だってどこまで降りてきたかわかんねーだろ」

「あ、うん」

「じゃあほら、腰浮かせて」

「ん、ああっ」

「ないなあ、頑張って力んで」

「あ、レイ、やだ、指止めて」

「ん?探してんだろ?お前の腸液まみれの人参」

「だからって、力はいんな、」

「ほら、ひらいてやっから」

「あ!やだそれ!」

「ほら、力め」

「っ、んー、んんっ」


「あ、なんか当たった」

「あ、それ、それ!」

「なに?きもちいの?」

「ちが、人参!」

「あ、今のだったのか。わりい」

「も、ばかぁ!」

「ほら、ごめんて、もっかい。な?」

「んぅー、」

「あー、掴めねえなあ」

「はっ、そこ、わざと、ぜんりつせんっ」

「あ?なに?」

「もおやだあ、手、ぬいてぇ」

「抜いていいの?」

「ん、うん」

「わかったよ」

「っ、はっ、はぁっ」

「どーすんの、人参」

「…………」

「なあって」

「と、る」



俺はおずおずと手を下へと伸ばす。あなを指2本使いわずかにひろげ、お腹に力をいれる。


「ん、はぁ、っ」


長い時間を掛け、なんとか最後の人参を取り出すことができた。


「と、れたぁ」

「おま、それやばいって」

「んう?」

「もっかい、挿れよーぜ。今度は好物の里芋な」

「っ、ばかっ」


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