ご主人様のお部屋におやつを運びにいくと。
「あっ、はぁ、また、イくっ、んっ」
「……おい、ユウキ」
「は、はいっ」
「ちょっとトキの穴ふさげ」
「え、」
「その辺にある細いので尿道塞げって言ってんの」
「は、はい」
なぜかそんな命令が下された。
ご主人様の昼下がり俺の先輩でありご主人様のお気に入りのトキさんは、なんていうかエロい。常にエロい。まあご主人様になにかしら悪戯されてるからってのもあるんだろうけど。
今だってなにやら可愛らしい木馬に跨って自分でひたすら腰を振っている。トキさんの手は木馬の前に取り付けれている手枷に繋がれていた。
木馬自体は動いてないから電動ではないんだろうけど、多分トキさんにはぶっといバイブが突っ込まれてるんだろう。媚薬も仕込まれて。ああ、想像できるのが悲しい。
だってご主人様は普段からトキさんをいろんなところでいじめてるんだから嫌でも想像できてしまう。
「失礼します」
棚の上に置いてあるケースから尿道用のバイブを取り出し、トキさんの傍らに立つ。
トキさんのスカートの裾をめくると糸をひきながらトキさんのソレが現れた。トキさんの動きに合わせて前後に揺れている。
なかなか動きが緩まないトキさん。
このままではケガをさせてしまう。
困ったと思いご主人様を見ると、優雅に椅子に腰掛け運んできた紅茶を飲んでいた。
仕方ない。
「失礼します」
「やああっ」
片膝をつき、トキさんの腰に片腕をまわし固定する。がっしりとトキさんを木馬に押し付けた。
「ああっ、やらっ、擦りたいぃっ」
やはりなにか媚薬を使われたようだ。太ももをもじもじさせ、ゆるゆると腰を動かそうとする。でもさせない。ケガをしてしまう。
腰を抑えながらトキさんのものに手を添える。それだけでトキさんの先からはどぷりと白いものが溢れた。
かまわずトキさんの先にバイブの先を当てる。
「やだっ、ゃ、あ、あ、ああっ」
ズブズブと中へ入れていく。
恐らく何度も使われているそれは容易く受け入れられる。
トキさんは口を開け声にならない声をあげていた。白い喉が震えている。
まだ腰は抱えたままご主人様に声をかける。
「スイッチはどうしましょう」
「入れておけ」
「かしこまりました」
バイブの先端についたスイッチを入れる。抑えていた腰と太ももがびくりと反応した。
「やあっ、だしたいっ、あっ、きもちっ、あはっ」
トキさんは嬉しそうだ。
ようやく腰を離してあげることができた。
「らめっ、うごい、ちゃうっ、ああっ、」
ゆらゆらと腰を動かすトキさん。
さて、この手はどうしよう。
もう部屋を出てもいいだろうか。
「ユウキ」
「はい」
「トキに手をきれいにしてもらえ」
「は、」
それだけ言うと今度は運んできたケーキに手をつけるご主人様。
「……かしこまりました」
ついていた片膝を床から離しトキさんのもので汚れた片手をトキさんの口元にもっていく。
「……トキさん、お願いします」
「ん、」
俺の中指にトキさんの舌が触れる。
そのまま俺の中指と薬指を口に含むトキさん。
この視覚はやばい。
ぴちゃぴちゃとトキさんの口から俺の指をしゃぶる音が響く。
腰を振りながら俺の指をくわえるトキさん。
ときおり見える赤い舌が妙にエロいから困る。
「ユウキ、おいで」
どれくらい舐められていただろう。
舐められていただけなのに息が荒くなる。
ご主人様に呼ばれてトキさんから手を離しご主人様のもとへ寄る。
「今度はユウキを可愛がる番だな」
ケーキをたいらげたご主人様は笑みを浮かべてそう言った。
トキさんの涎で濡れている手をひかれご主人様の膝の上に向かい合わせで跨る。
「なんでもうこんなになってんの」
「んっ、すみ、ませ」
耳元で囁かれ、俺のものを撫でられる。
今日はトキさんの前で抱かれるのか。
トキさんの前だとご主人様は優しく抱いてくれる。
そして、俺の精液は、トキさんの中に。
end
トキさんとユウキのどっちに置くか迷ったけどY氏の中ではトキさんのプレイがメインなのでトキさんの方に置きます