コウキ様がまた新しい遊びを思いついたらしい。それがどんな内容だろうと関係ない。だってどうせやらされんのはトキなんだから。
俺らはそれをみてるだけ。
ご主人様の誕生日『やっぱり余興は大事だろ』
そういったコウキ様は一本のポールを用意した。直径5cmほどのポール。長さは約5m。ちょうど俺らの頭すこし上くらい。
そのポールの片端にはコウキ様が優雅に足を組んで紅茶を飲んでる。今日は誰のミルク入りだよ。
そしてもう片端、のポールの上にはもちろんトキ。準備万端ってのがみるからにわかる。
メイド服は標準装備だが、コウキ様の誕生日だからなのか今日は珍しく露出が多い。
腋も出してるし珍しく乳首も出してる。スカートもいつもは膝ぐらいなのに太ももの真ん中くらい。そんで裸足。
両手は両側の壁からそれぞれ伸びている鎖を掴んでる。まあある意味命綱的なもんか。でも今回は鎖に繋がれているわけじゃないからかなり不安定だ。しかも普段はスカート長めだから見えないけど、今日は丸見え。スカートは短いしパイプの上で足を前後させてるからずっぽりはまってるバイブがよくみえる。どうせ遠隔操作できるやつだろ。
「はぁ、はぁ、っん」
トキはもうコウキ様しかみえていない。ゆらゆらと我慢できないように腰を揺らしている。
「トキ、ここまでおいで」
散々じれているトキを眺めたところでようやくコウキ様の『余興』がスタートするようだ。
「は、ぁい」
トキは喘ぎながら返事をすると後ろにおいていた左足を前にだした。鎖をしっかりと握りバランスを取る。
「ひぅっ、ぅあ、んっ」
唇を噛み締めながらゆっくりと右足左足を交互に前にだしていく。
「あっ、ああっ、やあっ」
ちょうど1mほど進んだところでトキの喘ぎ声が大きくなった。ポールのうえでとまって、目を見開いて喘ぎつづける。
手は鎖を握っているので口をふさぐものはない。
「やらっ、やあっ、とま、て、ああっ」
射精はしていないようだがトキの太ももに白濁混じりのものがたれてきた。射精できないように拘束かなにかされているのだろうか。
下半身ががくがくと震えている。
「はっ、はっ、はぁっ、んっ」
「トキ、進め」
コウキ様の命令は絶対だ。
トキは足を震わせながらすすむ。
先ほど流れたものがトキのふくらはぎ、足首、足裏へと垂れ下へと落ちてくる。
トキの歩いたあとはテラテラとひかっていた。
「ふぅ、んっ、あっ、ん、」
ときどきとまりながら前へ進む。
あと2mほどとなったとき。
「トキ、ストップ」
「ひぁっ」
コウキ様がトキに言う。
「足の裏が濡れていて危ない。舐めてきれいにしてもらいなさい」
それはもう楽しそうに。
*
卑猥な水音と喘ぎ声。
「やっ、そこやだぁっ、」
ちくしょう。なんで俺がこんなこと。
確かに俺が一番背ぇ高いだろうけど、首いてえよ。
下からトキを見上げ舌を這わす。
こともあろうにコウキ様は俺を指名しやがった。でも逆らえない。俺だってメイドだ。やることは変わらない。
トキのぐじゃぐじゃな顔。バイブをくわえ込んだアナル。垂れてくる白濁。きりがねえ。ちんこの拘束あめえんじゃねえの。
下からみえる5cmのパイプからはみ出た部分を丹念に舐める。少し背伸びをすればパイプとトキの足の裏の境目を舐めることもできる。
そしてちゃんとわかってる。
コウキ様が俺にやってほしいこと。
俺の舌がトキの指の間に滑り込んだ。
「やらっ、あっ、ああっ、」
トキはそこが、弱い。
「―――――――――っ、ぁ、ああああっ」
トキは落ちた。ポールを跨ぐように。
俺の前にはさっきより近くなったスカートと、ピクピクと震えているペニス。やっぱりバンドひとつゆるくね?あふれまくりじゃん。
もちろん衝撃でバイブがさらにトキの奥をついた。トキは言葉にならない声をあげ、口をぱくぱくと動かしている。
俺はおかまいなしにときの内股を下から上へ舐めあげる。
するとトキは面白いくらいに震えた。片方ではかわいそうなのでもう片方もやってやる。俺の手はそれぞれトキの足の指の間を擦ってやる。
「ぁ、―――ひ、――――ぅ、ぁ」
どうやらきもちいらしい。
次々とあふれてくりそれを丁寧になめとる。
トキがまた進むのに支障がないように。
*
それからはひどいもんだった。
一度落ちたトキはもう立ち上がれなかった。
立とうとしても足が震えて立てず再度深く奥を疲れる。
しかたなく鎖を離し、前屈みになるようにポールに手をつくと、手と反動でよじよじと前に進み出した。
「ひぅ、あ、あんっ」
もはやそれはアナニーショーだった。
「あうっ、んあっ、あっ」
前に進もうとするたびにポールがバイブをぐいぐいと突き上げる。
「ひぁ、ぁ、あんっ」
コウキ様のもとにトキがたどり着いたころには、スカートもポールもびしょびしょだった。
「コ、キ、さまぁ」
「ぐずぐずじゃねーか。ま、いい。こっちにこい」
「ん、はい、」
ポールから直接コウキ様の膝の上に向かい合うように跨るトキ。コウキ様はトキの腰を撫で回しながら時々バイブを出し入れする。
「んっ、ん、んっ」
必死にしがみつきながら体を震わせるとき。
「じゃあトキ、プレゼントだして」
プレゼント?
「ふ、はあ、い」
トキは返事をすると自身の手を後ろへもっていった。まさか。
「んっ、ん、んっ、あっ」
ずるずるとトキのなかからえぐいバイブが出てくる。それはトキの体液でてらてらだった。
「コウキ様、かく、にんしてくださ、」
「しょうがねえなあ」
「ゃあっ、やっ、あぅ、あっ」
コウキ様はトキのぽっかりあいた後ろに無造作に手をつっこんでかき回す。
「ひあっ、ああっ、それ、ちがぁっ」
コウキ様の手が小刻みに揺れる。おそらく前立腺でもいじめてるのだろう。トキは足の指をまるめて必死に耐えている。
「やらっ、だしちゃ、やぁっ」
「おいトキ、なんだこれは」
コウキ様がトキの中から手を引き出すとその手には白いものと指先には赤いなにかがついていた。
一瞬いやな想像をしたが、その見た目とかすかなにおいから察するに。
「ケーキ台無しじゃねえか」
「ごめ、なさっ」
やはりケーキだったらしい。
留め具を失ったトキの中からはとろりと生クリームのようなものがあふれている。
「始末しろよ」
その言葉にトキはおいしそうにコウキ様の指を舐め始めたのだった。
end
綱渡りというリクエストをいただきました。ポールにしちゃいました。そのうち書き足すかもです。