あのあと止まった駅で降ろされた。連れて行かれたのは駅にあるトイレ。

もじもじと足を動かしながらついていく。

やばい、抵抗できない。


トイレの個室へと連れて行かれて扉へと押し付けられる。


カタカタと体が震える。今からなにされんだろう。


「まだ俺だって気づかない?」

「え、アキトさん?」

目の前には恋人のアキトさんがいた。


「ついシンヤがかわいいからいじわるしちゃった」

「ア、キトさん、怖かったのに、」

「うん、でもね」



にこりとアキトさんは微笑んだ。


「こんなとこまでのこのこついてきちゃだめだろ?」


俺の手首を壁に押し付けながら。







「う、ううん、」

「うちもも、たれてきたね」

「言わない、で、」


ズボンとパンツを脱がされ、アキトさんの前に立たされる。

アキトさんはふたを降ろした便座に腰掛けて俺を見ている。


「みな、いでよお」

「やだ」

「う〜〜〜っ」


俺の手は制服のネクタイで固定されたあと、ドアの荷物をかけるところにひっかけられてしまった。


「さて、こっちはどうかな」

「あっ」


プチプチとブレザーとワイシャツのボタンを外され、現れたのはすでに腫れ上がった乳首だった。


「なんで感じてんの」

「ゃだあっ」

「純情ぶって好き者だよな。このドア、外にひらくだろ?おまえくっつけたまま開いておいてやるよ」

「え、やだやだやだっ」

「じゃあ認めろよ。痴漢されて乳首おったてる変態です、って」

「なんで、」

「ほら」

「う………、痴漢、で、乳首感じる、変態、です……っ」

「下もふるふる震えてんぞ」

「もお、アキトさんっ」

「はいはい」

「っ、はぁ、んう、ああっ」

「声でけーよ」

「ひあっ、そこ、もっ、と」

「ここ?」

「あ、あああっ、」


中でアキトさんの指が蠢く。
ときおり掠める前立腺に、声がおさえられない。


ドアががたがたと揺れる。

誰かに見つかるかもしれない。


そう思ってますます興奮する俺は、確かに変態かもしれない。



end


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