「「りっちゃーん!トリートオアトリート!」」

「……あー……、んあ?」


10月31日午前0時ちょうど。
俺の部屋に不審者二名。

もとい。
俺の幼なじみである双子のマナとマアである。





「あー、なんだこれ」

「いーかげんりっちゃん目ぇ覚ましてよ!」

「明日も朝一で講義あんだよ……つーかどうやって入ったよ」

「あーちゃんにりっちゃんにいたずらするから鍵貸してって言ったら貸してくれた」

「あのばばあめ」


あーちゃんとはマイマザーのことだ。
なんてことを。


「つーかなに、どんな状況」


頭が少し覚醒してきたところで身動きがとれないことに気づく。


「いま、りっちゃんは目隠しをされて」

「ベッドに手足を」

「「固定されていまーす!ぱちぱちー!」」

「意味わかんねぇよ」

「ハロウィンなのにお菓子を用意していないりっちゃんが悪い!」

「なのでお仕置きしちゃうぞ!」


ああほんとに意味がわからない。






「くっそ、……っ、やめろっ」

「どっちが、マナで」「どっちが、マアでしょう」

「ん、ぁ、わかんなぁ、やっ」


今俺は万歳の格好で乳首をいじられている。右側は親指と人差し指で摘まれて引っ張られたり押しつぶされたりしている。左側は弾かれたり捻られたりしている。多分どちらもぷっくりと腫れているだろう。


「ほらりっちゃん、」「答えて」

「あぅ、ぁ、右、マア、で、左、マナ……?」

「ぶぶー」「残念でしたー」

「やぁ、もう、やだぁ」

「じゃあキャンディー一個追加ね」

「あああっ、なかっ、あたるっ、」


俺の中にははずれのたびにお仕置きといって入れられたキャンディーが5つと正解だからご褒美だといわれて入れられたチョコレートが4粒入れられている。


「ぁ、指、いれんなぁ、っ、やぁあ」


「まだまだ入りそう」

「こっちうまったらちんこにいれようね」

「ひろ、げんな、ばかぁっ」

ふたりで中を覗くように広げているのがわかる。


「あ、飴がでてきた」「とけたチョコと一緒にでてきた」


「ああっ、あっ、あっ、あっ、」


「あまいね」「あまーい」


「やっ、ぁあ、あああ、」


穴の周りを舐められながら飴を追加される。そして乳首への愛撫も再開される。


「ほら、正解しないとどんどん飴ちゃん入っちゃうよ」


「おなか、くるしっ、あはっ」


「ちょっとりっちゃーん、とばないでー」


「ああっ、乳首っ、やだっ、痛いのやぁっ」


「ちょーかわい。もっと痛いことしよーね」


「やらぁ、痛いの、やああああっ」



こいつらはハロウィンなんてどうでもいいのだ。


だって普段からなにも関係なく俺にいたずらするのだから。



END


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