アラサーin戦国エンパ



アラサー女が平成から戦国無双2エンパの世界に転生トリップして天下統一する話。

簡略設定
モデル:巫女
声:妖艶
戦闘技能:神速
固有技能:獅子奮迅
武器:薙刀

以下、そんな感じの人の小話。




平成の世から戦国時代(しかも無双の世界)に転生トリップしてから早二十と少し。
武家の娘として育てられたゆえ、言葉遣いもすっかり姫様モードな妾は今、縁側で友の前田慶次とまったりお茶呑みなう。

ちなみに妾、打掛すらまともに買えぬ世の中に嫌気と苛立ちが頂点に達し、乱世を統一せんと名乗りを挙げたばっかです。
こらそこ、女のくせにとか言うでないわ。
仕方ないではないか。だって父上めっちゃヘタレなんだもん。本当なら父上を裏から操ってこっそり統一したかったんだが、それすら無理っぽいから仕方なかったんだよ。

まぁ、名乗りを挙げたのは良かったんだが………はっきり言って、妾の軍にはめっちゃむさ苦しい男共しかおらん。
皆、父が若かりし頃より仕えて来た者らゆえ歳を召しているのは致し方ないのだろう。
けど、はっきり言ってこうもむさ苦しくては妾自身の士気が上がらない。すっごい下がるからね。戦始まったばかりで既に士気0の時とかあるからね。

なので、駄目元で慶次を誘ってみようと思う。


『後生だ慶次。妾の天下取りを手伝ってはくれぬか』

「いいぜー」

『軽すぎだうつけ者』


何とまさかのオッケーに妾驚愕。しかも返事が超軽いっていうね。○ーラもビックリの軽さですっごいビックリしたー。
こいつあれだろ、妾が本気で天下を取ろうとしてるって分かってないだろ。遊びか冗談だとでも思ってんのかこの野郎。その髪の毛一本残らず抜いてモデル2みたくするぞ。


「お前さんの天下なら、きっと飽きる事はなさそうだからな」


あ、どうやら本気って事を分かってたっぽい。疑ってすまんな。妾結構モデル2も好きよ。最初見た時は爆笑したけど。


「そうと決まれば、あんたの事は殿とでも呼ぼうかねぇ?」

『やめよ気持ちの悪い。そなたに殿などと呼ばれとうはない』

「それもそうだな。俺も、あんたを殿と呼ぶのはちょいと違和感があるぜ」

『今まで通りで良い。妾はそなたを家臣にするのではなく、一人の友として戦ってほしいのだ』

「お、そいつは嬉しいねぇ。んじゃま、今まで通りって事だな。よろしく頼むぜ」

『あぁ。こちらこそ、よろしく頼むぞ』


後に慶次が我が軍の四天王となる事を、この時の妾はまだ予想などしておらんかった。
ていうか今思い返してみて思ったんじゃが、これって2のエンパみたいじゃね?



end.




エンパって好みが一気に出てくるよね。
この話を続かせて連載にするか、続かせないでネタで終わりにするかはやる気次第。



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