薄いピンク色のシャツのボタンをひとつ外し、指を中に入れてきた。
後ろから抱きしめるような格好で器用にブラの中に進入してくる。

指先が乳首に触れた瞬間、わずかにピクンと反応してしまった。


「ん……!」

「クス、気持ちいいんだ」

「!」


抑えたトーンで耳に息を吹きかけるようにそう囁いてきた。ごくごく小さなその声に思わず力が抜けそうになってしまう。

赤い顔がさらに真っ赤になったと思う。

首を横に振って否定したけど、からかうように乳首を弄り、さらにはパンツを掴んでお尻の谷間に食い込ませてくる。

段々と息が荒くなって、必死で口元を押さえた。もしかしたら気付いている人もいるかもしれない。


「オッパイ出しちゃおうか。外の人に見てもらおうな」

「や、やめて……大きい声、出しますよ」


私の声が小さすぎたのか、無視なのか、彼は次々にボタンを外しあっと言う間にブラのカップの部分を引き下げ乳房を出した。

電車のドアの窓ガラス部分に体を押し付けてきて胸が押しつぶされる。
素肌に冷たいガラスの感触。

下りの線路の向こうには線路沿いを歩く人と民家。

誰かに気付かれたら、と思うと頭が真っ白になった。


「声出してみてよ。みんなに見られるよ、先生のオッパイ」



え……

先生?

知ってて……?


駅を通過する手前でなんとか胸を仕舞う事ができた。
ギュッとシャツの胸元を掴んで呼吸を整えよう、気持ちを落ち着けようと深く息をする。

それなのに落ち着く間もなく、後ろから回された手が下着の上からクリトリスを探り始めた。

指を這わせて、その粒を見つけると爪でカリカリと擦るような刺激を与えた。


「んっ……ふぅ……」


執拗にクリトリスの上を往復する指。擦られる程に快感が増してそこを中心に広がっていく。

あっという間に身体中が甘く痺れてしまった。






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