シャキッとして下さい




「あー、だりぃ…」

「青峰君、起きて下さい。」

「あ?どうしたよ、テツ。」

「巡回の時間だそうですよ。部下の人たちが待ってます。」

「何でテツが呼びに来たんだ?俺的にはラッキーだけど。」

「キミを怖がっているんですよ。寝起きは最悪ですからね。」

「しょうがねーだろ。低血圧なんだよ、俺。」

「知ってます。とにかく準備して下さい。」

「面倒くせぇ。年かなー。」

「年じゃありません。ほら、さっさとして下さい。」

「あー、ガッツ出ねぇ…」

「出して下さい。」

「つーか、俺が行く必要あんのかよ。ただの巡回だろ?」

「幹部が何を言ってるんですか。皆さんお待ちかねですよ。」

「んじゃあ、テツも一緒行こーぜ。」

「嫌です。」

「いいだろ別に。暇だろ?」

「暇じゃないです。」

「テツが行かなきゃ俺も行かねー。」

「子供ですか。」

「大人だっつの。」

「…」

「…」

「…仕方ないですね。」

「よっしゃ!それでこそテツだぜ!」

「はぁ…」



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「そんな元気があるなら最初からシャキッとして下さいよ。」

「テツが聖杯のメンバーになってくれんならシャキッと出来るかもな。」

「無理です。僕は剣の幹部ですから。」

「じゃあ無理だ。」

「(…子供。)」










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