シャキッとして下さい「あー、だりぃ…」 「青峰君、起きて下さい。」 「あ?どうしたよ、テツ。」 「巡回の時間だそうですよ。部下の人たちが待ってます。」 「何でテツが呼びに来たんだ?俺的にはラッキーだけど。」 「キミを怖がっているんですよ。寝起きは最悪ですからね。」 「しょうがねーだろ。低血圧なんだよ、俺。」 「知ってます。とにかく準備して下さい。」 「面倒くせぇ。年かなー。」 「年じゃありません。ほら、さっさとして下さい。」 「あー、ガッツ出ねぇ…」 「出して下さい。」 「つーか、俺が行く必要あんのかよ。ただの巡回だろ?」 「幹部が何を言ってるんですか。皆さんお待ちかねですよ。」 「んじゃあ、テツも一緒行こーぜ。」 「嫌です。」 「いいだろ別に。暇だろ?」 「暇じゃないです。」 「テツが行かなきゃ俺も行かねー。」 「子供ですか。」 「大人だっつの。」 「…」 「…」 「…仕方ないですね。」 「よっしゃ!それでこそテツだぜ!」 「はぁ…」 --------------------------- 「そんな元気があるなら最初からシャキッとして下さいよ。」 「テツが聖杯のメンバーになってくれんならシャキッと出来るかもな。」 「無理です。僕は剣の幹部ですから。」 「じゃあ無理だ。」 「(…子供。)」 |