選抜してみた




「蔵りん、一体どうゆうことなん?」

状況を把握しているのは蔵先輩だけのようだ。部員達には言ってなかったんすね。

「皆には説明してなかったな。最近、皆の調子が悪いやろ?でも体調不良ってわけでもスランプってわけでもない。」

「確かにそうやね…」

「色々考えたんやけど原因は分からなかった。でも気になることが1つあんねん。」

「…部長の言わんとしてること、なんか分かる気がするっスわ。」

「え…?」

「淀んだ空気やないっスか?」

そう、それっす。他に気付いてるのは…2人っすか。

「淀んだ空気って何やー?」

『邪気っすよ。』

「邪気?」

『簡単に言えば悪い気のことっす。謙也先輩とちーちゃん先輩も感じてる筈。』

「空ちゃんの言う通りたい。」

「で、でも何で分かったんや?」

『霊力を感じるんす。謙也先輩の方は微弱ですけどもー。』

「霊力!?」

『4人の殿方には重要任務があるので御協力お願いしますー。』



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「ど、どないしよ!大変な事態やないか!」

「うっさいっスわ、謙也さん。それより部長、どうやって空さんに依頼したんスか。」

「(さん付け!?)いや、オサムちゃんに相談したら良いツテがあるって…」

『オサムっちとはメル友っす。』

「「「!?」」」










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