B
アオイの予想していた以上にアレンは簡単に見つかった
『……アレンさん』
なぜなら彼…いや彼らの周りには誰一人としていなかったから
綺麗に円になってる空白地帯の真ん中に彼らはいた
「……あれ、アオイさんじゃないですか」
「あぁ?……ってお前か」
六幻をこちらに向けないで下さい神田さん
『アレンさんの朝食ができあがりましたよ』
「わぁっ!本当ですか?」
「ケッ。モヤシの分なんざ最後でいいのによ」
「アレンです。いい加減覚えてくれませんかねぇ、バ神田?」
「テメェ…いい度胸じゃねぇか…」
額に青筋を浮かべて六幻を発動させようとする神田
『ちょっと止めてください』
慌てて(そうは見えないらしいのだが)2人を止めにはいる
『ここは食堂ですよ?分かってますか』
こんなところでエクソシストに暴れられたらたまったものではない
『ほらアレンさん。朝御飯を取りに来てください。神田さんのはもうすぐできると思いますから』
それでは、とスタスタと歩いていくアオイ
「あ、待って下さいよアオイさん!!」
その後ろを慌ててアレンはついていった
゚
[ 12/49 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]