A
カシャカシャカシャカシャ
ジュゥゥゥ…
バタバタバタ
「アオイさん仕込み終わりました!!」
『じゃあムニエルの下準備に取りかかって』
「アオイさぁん!!何か固くなっちまった!!」
『水入れなさい水を』
「アオイさーん!!」
『はいはい。今行くから』
手伝いながら手際よく料理を作っていくアオイ
さすがはジェリーの一番弟子というところか
ガチャガチャガチャガチャ
チャカチャカチャカチャカ
『………よし。できた』
できた料理たちのまずまずの出来映えにアオイは一人笑みを深くする
『みんなもできた?』
「「「できましたー…」」」
まさに死屍累々な様子の仲間たちだが、きちんと料理はし終えたようだ
『ジェリーさーん。アレンさんの分なんとか終わりましたよ』
「なら悪いけどアレンを呼んでくれないかしら!?」
手が離せないのよーと何かをゆでながらジェリーはアオイに頼む
『はーい』
アオイも忙しいのだがジェリーに頼まれたらしょうがない
『じゃあみんな引き続きがんばってね』
もう無理っす!…等の泣き言は全て無視してアオイはこの広い食堂のどこかにいるアレンを探しにでた
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