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06





あれから織姫やたつきとも友達になり、学校という場所が本当に楽しくなった

笑って、怒って、ふざけあって…

本当に楽しかった毎日

あれからよく黒崎くんとも喋るようにもなったし、チャドくんもその繋がりで友達になれた





「佐藤何読んでんだよ……って教科書じゃねぇか」


『うん…予習しなきゃ』


「一護も佐藤を見習ったらどうだ?」


「勘弁しろよなチャド」


『フフフッ』





浅野くんや小島くんとも仲良くなった





「佐藤さーん!」


『浅野くん…に小島くん…』


「おはよう佐藤さん」


『…おはよう』










『──楽しかったのに…』

何で、すべて過去のものとなってしまったのだろうか

黒崎くんは私を難しい目で見るようになった

チャドくんたちは視界にすらいれてくれなくなった

たつきたちには…嫌われた

みんな、織姫の言葉を信じた


──それもそうだよね


一人口許を歪める

織姫みたいな可愛くて性格もいい子を信じないわけがない


───はじめは、些細なことだった

織姫に生傷が急に増えた

だけど織姫がドジなことはみんな知ってるからそれほど気にしなかった

そして何故か織姫に距離をおかれた

近づくとあからさまに避けたりとか……まるで怯えてるみたいに

夏休み中なぜか織姫や黒崎くん、チャドくんに何故か石田くんがずっといなくて……それに何故か少しだけホッとしたり

そして2学期が始まって少したった頃、織姫に突き落とされた


『あんなに嫌われてたなんて…』


想像すらしてなかった



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