■ 見えなかったもの

   わたしのことを気安く呼ぶ声も、気安く触る手も、馴れ馴れしくなんてなくて、ただ親しげに接してくれるあなたに惹かれていったの。


   わたしが必死で返す返事はいつもドキドキで震えていたけど、ほんとうはあなたもわたしのこと、ドキドキしながら触れたりしていたなんて知らなかった。



   あのキャスケットの下はどんな顔をしていたの?

[ prev / next ]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -