鬼滅の刃・長編『名を呼ぶのは』if話+1
2022/08/15 17:44

【あとがき ―少年・少女時代―】

●主人公の羽織
飛び鱗文って語句は造語ですごめんなさい。あれは普通に鱗文(一部白抜きなだけ)です多分。何か呼び方があった方が特別感出ていいなって思っただけです。ちなみに主人公の羽織の色は藤色系統のなにがしかとかだと思う。作中、何かと藤の花に例えられることが多いので(誰にとは言いませんが)。

●主人公はどの世界線でもモテモテ
義勇さん、錆兎さん、そして実弥さんも主人公のこと好きだった。ただ本編と違って獪岳には高嶺の花すぎた。

●察しの達人?
この世界線の主人公は、友愛と恋情の瞳の色の違いがよくわかっていなかった(女の子にもそういう色の目をする人がいたので、違いの法則性がわからず「?」ってなってた)。

●この時代の縁壱さん枠だった主人公
圧倒的な剣術・呼吸の才能で君臨した剣豪。縁壱さん枠なだけで縁壱さんほどではなかったけど、槇寿郎さんにとっては目が眩むようだった。本編の主人公と異なり、メンタルが母親譲りでめちゃくちゃ強い。六歳のとき、主人公の稀血を求めて家を襲ってきた鬼を母の日輪刀で斬った。才能あり(父)×才能あり(母)から生まれたサラブレッドなうえに現鳴柱+元鳴柱の桑島爺様に英才教育を受けた。才能に加えて小さい時から剣を握っているというのは大きく、粒揃いと言われた当代の柱たちの中でも頂点に立っていた。この主人公の影響でこの世界線の主戦力たちは原作の当人らよりどちゃくそ強いし、鬼殺隊全体の隊士の数が原作より多い本編よりもさらに多い。
ちなみに、妊娠を期に引退して隠になった母と異なり、『杏寿郎さんとの幸せな夫婦生活』の出産後の育児では母・千寿郎の手を借りることで隊に復帰する。妊娠前は親友を上弦の弐から守りきるし、親友の妹にガチ恋されるし、復帰後の初陣では夫と共に五体満足で上弦の参を撤退させるし、最終決戦にも参戦する。っょぃ。

●もう待てなかった杏寿郎
炎柱就任時点では、主人公との試合は勝率三〜四割。思い人より弱い?関係ないな直ぐに追いつく今すぐ欲しい!と突っ走った。判断が早い。し、手も早い。もちろん横取りした意識はない。そもそも出会いはこちらの方が先。ちなみに、もし瑠火が生きていたら許嫁になっていた。

●漢気に溢れすぎた錆兎さん
最終選別で主人公に命を救われた。彼女を守れるほどに強くなった暁にはこの思いを伝える……なんて男らしい誓いを立ててたせいで幼馴染に取り返された。判断が遅いから横取りされるんだよ、と妹弟子にボロクソ文句言われる。男だから泣かないけど、さすがに泣いていい。主人公との試合は勝率四〜五割だった。

●そんなの聞いてない!な義勇さん
主人公のことはもちろん好きだったけど、錆兎とのほうがお似合いだから……なんて思っていたら横から掻っ攫われた(と思っている)。えっ、聞いてない……なんで? 錆兎じゃダメなの……? ってなった人。心外!

●こんなバカな話があるかよ、な実弥さん
錆兎となら幸せになれる、任せられる……って思ってたのに、いつの間にか主人公の心を射止めていた杏寿郎に心をポキポキされた。杏寿郎と主人公の幼少期のことは知らない。義勇と酒を飲める唯一の世界線。
錆兎じゃなくていいなら、そこに立っているのは俺でもよかったんじゃねえのか。

●許せ不死川……な伊黒さん
(卑しい生まれの自分と違って)遠慮なんてする必要ないだろうと陰で不死川に発破かけていた。だけど主人公を射止めたのが杏寿郎だったので、杏寿郎なら仕方ない、似合いだ、おめでとう、と祝福するしかない。許せ不死川。だが、錆兎に任せられると言うならもちろん杏寿郎にも任せられるだろう?

●立役者な先代鳴柱
「俺の気持ちがお前にわかるものか!」「わかるってばよ……」した人。妻が鬼になっていないので、弩級のスパルタ英才教育程度に収まった(ただしつよつよメンタルの主人公でなければ病んでるレベル)。若かりし頃は槇寿郎と双璧やってた強い人。槇寿郎と違い、娘の天賦の才を前に心折れるのではなく「妻の子天才では?」ってなっていた。本編との差がエグい。ちなみに、妻が志を貫いて殺された場合はこの世界線同様ただのスパルタ子煩悩になるが、妻が志を曲げ鬼になり鬼の性質を受け継いだ子が生まれた場合は闇落ちする。

●パパ寿郎
かっこいい槇寿郎さんが書きたかった。これには瑠火さんもにっこり。どうせ日の呼吸のまがい物うんぬんと嘆いていたが、派生の呼吸使いであるはずの主人公の強さにぶん殴られた。この後、嫁馬鹿な息子に頭を悩ませるが、子供が生まれると自身も孫馬鹿になる。

●恋する恋泥棒
心を折ろうという槇寿郎の思惑を察していて、それを拒まなかった。心をへし折ろうとしていた女を相手に、その心の美しさに惚れたと告白してきた杏寿郎に心底驚いた。
幼少期の手合わせでは、心をへし折ろうとするため優しい言葉もかけなかった。それでも損なわれない杏寿郎の瞳(心)の美しさに心惹かれていた。でも、こんな酷い女のこと好きになってくれるはずないわ……と初恋を諦めていた人。
そう、実は錆兎さんに告白されていたら受け入れていた。

●本編との差がエグい?
ヤンデレ枠だった本編と違い青春していた杏寿郎。本編の主人公は@八方美人だったため初恋こじらせてる杏寿郎を放置A煉獄家へ赴き可愛い弟と仲睦まじく嫁ムーブかますB告白を断る切り札が全然切り札にならなかったC両思いだと思っていた人が他の男に犯されていた…などなど…だったため、本編杏寿郎さんの頭はパーンしてしまった。
ちなみに、この世界線の主人公が錆兎さんと結ばれた場合も無事に頭パーンしていた。つらい時の心の支えだった分、もしかしたら本編より病んでいたかもしれない。



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