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日中は星の雨が降るが、夜になると地上から星が生まれた。夜の深い青にさざめく星花は眩く光る花弁を飛ばし、花火のように空に溶けていった。
つくづく不思議な世界だと思う。
街に行くとマーケットが出来ていた。表の大きいマーケットでは貨幣が流通しており、混色の宝石もそこで通貨に換金した。
下層のマーケットになると物々交換が主となっていた。アクロバット飛行によって生み出された予定外の宝石は、僕の着替えとなった。
もちろん洗ってから渡したのだけれど、自分が出したばかりの物を他人に手渡すのは罪悪感や羞恥心が煽られる。
それを言うとシエンは、換金したやつも同じだがどう思う、と意地悪く聞いてきた。
表情こそ変わらないが僕の戸惑う様子を楽しんでいるらしい。
夜になると、違う混色を作るための準備をすると言われた。
風呂に二人で入り、身体を丁寧に洗われる。この世界にはシャワーという概念は無く、地上から湧き上がる水をバスタブのようなものに溜めて使っていた。
シエンは手で湯をすくうと、僕の身体を撫で付ける。手のひらで身体を洗われるのはとても恥ずかしくて、一方気持ちが良くて羞恥に耐えるのが辛かった。
それが終わるとバスタブの淵に座らされ、僕の性器の先端に細い管を差し込む。
「白銀草という、星花の一つで一番種の多いものだ。花弁の無くなった後も、茎には吸い上げる力がある」
「ふっあ、待って、あっっあっ」
吸い上げる力というものがなんなのか、頭で理解する前に身体で理解させられた。
性器に少し入れられただけなのに、中をキュウキュウと吸い上げられ、僕は意図せず放尿した。勝手にしょろしょろと出て行く喪失感に身体が震える。
「気持ち良いか」
そろりと竿を撫でられ、僕はびくんと跳ねる。こうも明白な性的な絡みは初めてだった。
「今度はここに、俺のおしっこを入れる」
指が竿から下腹を撫であげ、膀胱を皮膚の上から触った。ジンと腹の奥が熱くなるのを感じる。
「アカセなら上手に飲める」
「そんな……ん、あ、っ」
短く切った白銀草の茎が、さっきとは逆向きに先端に差し込まれた。
その端をシエンのそれが飲み込み、僕の性器の先端にキスするようにくっつけられた。
そこから始まる熱の逆行に、僕は逃げ出したくなった。けれど、シエンの手が性器の繋がったところをしっかり握ったし、反対の手で腰を抑えられたから逃げられるわけがなかった。
空っぽになった膀胱がどんどんと膨らんでいく。お腹の中が熱い。堪らない感覚に、僕はよだれを垂らして喘いだ。
「あっ……はあっ、あ……」
「良い子だ……次は、唾液を飲ませるから」
シエンの性器と共に白銀草の茎が引き抜かれた。と思えば、別の茎が奥まで差し込まれる。そしてその端を、シエンが咥え込んだ。
「こういうやり方もあると、覚えて」
性器ごと咥えられて、僕は仰け反り喘いだ。
to be continued...
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