「まさかとは思うたが、、、知らなかったのか!」

お主も昔色々とあったからのぉ
と三代目

名前くらいは聞いたことがある
写輪眼のカカシ
コピー忍者のカカシ
木の葉の白い牙の息子

でも私が生きていく中で関わることのないエリートだと思っていた
だからその分衝撃も大きい
あのだらしない男が木の葉を代表する忍?
信じられない


「まぁ、お主も長期任務や里外での任務が多かったからの。あ奴も暗部時代が長く顔を知らなくても不思議ではない」

これからは同じ木の葉の若い芽を育てるべく協力し合ってくれ
と嬉しそうに話す三代目
冗談じゃないあいつが人を教えることができるのだろうか


『しかし三代目、あの男は子ども達を教えることに適しているのでしょうか』


「うむ、、多少の遅刻癖はあるが、いざとなれば頼りになる男じゃ」


お主もいずれ分かる


三代目にそう言われると何も言えず
半ば納得しないまま出てきてしまったが
そんな信頼できる男には見えない


『はぁ〜〜』

考えれば考えるほど三代目が言っていたことがわからない

いろいろと考えすぎていつのまにか街の外れに来てしまっていた

遠くから誰かの声が聞こえる

「へっオレってば別にめしなんか食わなくたってへーきだっ!」

あ、ナルト…

「ほらよ」

「ちょ・・ちょっと!サスケくん さっき先生が!!」


ってことは試験中か、邪魔しちゃ悪いし
バレないうちに帰ろう

そう思った時
突然感じた殺気


『!!』

間に合わない!!


ーボンッ
「お前らあああ!!」





「ごーかっく!」


「はっ?」「えっ?」「・・・」


『え?』
何この展開は?
離れたところで呆然と立ち尽くす


「忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる・・・・けどな!仲間を大切にしない奴は それ以上のクズだ」

『?!』


男の言葉に私の中の記憶が蘇る


ーどうして父さんは帰ってこないの?
ーミツバや木の葉の人たちを守るためよ…



『父さん……』

あの男がここまで深く考えていたなんて
あからさまに遅刻してくるのはワザとルールを破るため?
考えれば考えるほどわからないが…
思ったより悪い人ではないのかもしれない
まだ信じきったわけではないけど
この人ならナルト達を預けるのもいいのかもしれない


ルール



ーガチャ!
「ミツバセンセー!!」

『ナルト?とサスケ!?』
『どうしたの?!2人が一緒にウチに来るなんて』

「今そこで会ったんだってばよ!サスケもミツバ先生に報告にきたんだろ?!」

「・・・お前がいるなら来なかった」


『まぁまぁ、そんなこと言わないで上がって!』

「おっ邪魔しまーす!!」
「・・・」

『ところで、報告って?』

目をキラキラさせてこちらを見るナルト
大方というか、あの事だろうが


「オレってば!オレってば…!!「オレも今日から忍だ」」

「オイ!サスケー!!オレのセリフとるなってばよ!!!」

「「?!」」

ギャーギャーとケンカする2人の頭をポンポンと撫でる


『おめでとう!』


嬉しそうなナルトと
照れるサスケ

これからステキな忍になってね

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