母親修行中



「ハズキ、置いていくぞー」

「待って!」

必死に自分で靴を履くハズキ
今日は久しぶりに家族揃ってピクニック
張り切りきって作りすぎた弁当を持ってハズキとイタチを待つ


「できたー!!」

「上手に履けたな」

手を繋いで家を出てくる2人

『よし!行こうか!』

ハズキを真ん中に三人で手を繋ぐ
私が持っていた弁当をさりげなく受け取ってくれる、そんなとこも大好きでたまらない
素敵な休日になりそうだ



母親修行中





河原に着き荷物を下ろしていると
すでに走り回っているハズキ

『あんまり遠くに行かないでねー』

「大丈夫だろう」

シートに座りハズキを目で追いかける


『ハズキ大きくなったねー』


「あぁ、あんなに小さかったのにな」


『イタチ落としそうとか言ってなかった?』

「仕方ないだろ、サスケの赤ん坊の頃以来だったからな」

『それがこんな立派なお父さんになるなんてね!』

「ふっ、あたりまえだ」

『随分と余裕じゃん!じゃあハズキが大きくなって親父を超える!とか言い出したらどーする?』


「負ける気がしないな」

『なんかイタチ、フガクさんみたいになってそうだね!』


ハハハっと笑うミツバと
眉間に皺を寄せるイタチ

平和な時間が過ぎていた
そんな中、ミツバが気づく


『あれ?ハズキは?』

「今そこで蝶々を追いかけていただろ?」

『いない、、、どうしようイタチ!!ハズキがいなくなっちゃった!!!』


「落ち着け、今の間に怪しいチャクラは感じられなかった蝶々を追いかけて少し離れただけだろう。子どもの足だ、そう遠くへは行っていないはずだ」


ミツバはハズキがいつ帰って来てもいいようにここにいろ
そう言って影分身をしその場を去るイタチ

しっかり見ていたはずなのに
その場に座り込む
ハズキにもし何かあったら…
悪い考えばかりが頭の中を巡る




「ミツバねーちゃーん!」


『?』

声のする方を振り向くと遠くからナルトが歩いてくる


「ママ〜!」


え?今のはハズキの声?!

声のする方をもう一度見るとナルトに手を引かれたハズキの姿

『ハズキっ!!』

急いで駆け寄るとエヘヘと笑うハズキ

『どこ行ってたの?!遠くに行かないでって言ったでしょ?ごめんね、ちゃんと見てなくて』


「オレが森の中で修行してたらハズキが蝶々追っかけて来たんだってばよ」

森、、?!そんなところまで行っていたなんて、、


『ごめんねハズキ、、、ナルトありがとう、、』



ハズキをギュッと抱きしめると




「ハズキっ!!」
「あ、パパ!」



イタチが戻って来た


「ハズキ、すまなかった。怖い思いしてないか?」

『ナルトが見つけてくれたんだよ』

「そうか、ナルト君ありがとう」

「そんなのいいってばよ!それよかハズキ!もう迷子になるなよ!」

「うん!ナルトにいに!あそぼ!」

「え?!」

『迷惑かけたし、よかったら一緒にお弁当も食べよ!たくさん作りすぎたから!ね!?』

「そこまで言われちゃしょーがねーな!お言葉に甘えるってばよ!」

弁当の準備をしていると

「あ!」

「どうした、ナルト君」

「そういえばサスケたちも来るって言ってたんだってばよ」

『本当に?!よかったね!こういうのは大勢の方が楽しいから!ね?イタチ?』

「あぁ、俺は別に構わんが」

『ハズキ、サスケお兄ちゃん来るんだって!』

「サスケにいにーっ?!」

「サクラちゃんも来るってばよ!」

「サクラねぇねーっ?!」

『うん!よかったね!』



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