三度の飯より三時のおやつ



あれから3日
イタチが帰ってくる日

私もハズキもソワソワして落ち着かない


「パパまだ〜?」

『大丈夫!すぐ帰ってくるよ!』

とは言ったものの私が落ち着いてないのだからハズキも落ち着けるはずがない、するとガラガラと玄関の開く音がした


「パパ!!」
タタタタっと玄関まで駆けていくハズキを後から追うと
そこにはパパに抱かれ嬉しそうなハズキとイタチが立っていた

『おかえりなさい』

「あぁ、ただいま」

『無事で良かった!』

ギュッ抱きつく私に、大袈裟だな
と笑うイタチ
忍はいつ命を落とすかわからない
私もかつて忍だったのだ、そのくらい知っている
無事に帰って来てくれるだけで幸せなのだ



三度の飯より三時のおやつ



3日ぶりに三人で食卓を囲む
今日はイタチの好きなロールキャベツに昆布のおむすび
変わった組み合わせだが本人が好きなので良しとしよう


食べ終わるとハズキがこの3日間の出来事を必死に伝えていた

「サスケにいにと食べたー!」

「ん?何を食べたんだ?」

「あまいの!」

「あぁ、甘味処に行ったのか。いいなぁ、今度パパと一緒に行こうな」

『サスケくん奢ってくれたよー!』
洗い物をしながら話に参加する


「なに?サスケが人に食べ物を奢るようになるとはな」


『相変わらずイタチの事大好きだったけどね』

ムスッとした顔に気づいたのか
いつの間にか私の後ろに回り腰に手を回すイタチ


『なによー』

「拗ねてるのか?」

『べつにー』

「顔に拗ねてるって書いてるぞ」

『拗ねてませーん』

「久しぶりに一緒に風呂に入るか」

耳元でボソッと囁かれ

『もうっ!変なこと言わないでハズキのお風呂入れてよね!!』


「ふっ、顔が真っ赤だぞ」

『うるさーい!!』


「さぁ!ハズキ!ママから皿が飛んでくる前に風呂に逃げるぞ!いそげー!」
「いそげーー!」


『もうっ!』


ふざけながらお風呂に向かうイタチとハズキを見送りながら
久しぶりにドキッとしたのはここだけの秘密


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