思い出の2ページ



「・・・ん」


ん?ここは、、、?
目が覚めるとそこは自分の部屋の天井
ではなく、いつもの修行場だった


「そうか、あれから寝てしまったのか」


最近任務が続き十分に眠れてなかったからか、うたた寝をしてしまったようだ

これが敵地だったら即死だな、まだまだ修行が足りない証拠だ


「ん?」


すると何かが体から落ちていった


「……?」


拾い上げてみるとそれは女物の上着だった

いったい誰が?
最近この場所に修行に来ている忍がいるとは感じていだが
まさかその忍が?

今は昼前、オレが修行を終えてから今までの間に誰かがかけてくれたのだろう
世の中には親切な人がいるものだ



「よし、帰るか。母さんたちも心配してるだろうし。問題はどうやって返すか、だな」



上着を片手に家に向かった



思い出の2ページ



「ただいま」

タタタっと廊下を走ってくる音がする、大方見当はつくが


「兄さん!遅いよ!!どこ行ってたんだよ!」


「サスケ、、、」


「あらイタチ、おかえりなさい今日は遅かったわね」


「ただいま、うたた寝してしまって気づいたら昼前だった」


「そうだったの、ずっと任務続きだったものね。あら?その服は?」


「兄さん?それ女の人のだろ?まさか女に会いに行ってたの?!」


「サスケ、さっき言ったろ?修行してたんだ。これは、誰かがかけてくれたみたいだ」


「まぁ、優しい人がいるのね。貸して、洗濯しておくわ」


「ありがとう」
そう言って洗濯機へと向かう母さん
シャワーでも浴びようと靴を脱いでいると


「なぁ、兄さん!本当に女の人に会いに行ったんじゃないんだろーな」


「はぁ、サスケ、何度も言わせるな。もう修行付き合ってあげないぞ」


「なっ!それはダメだ!もう言わないよ」


「そうか。だが、今日は昼から任務だ。許せサスケ、また今度だ」


コツンとおでこを突くと不機嫌そうな顔をするサスケ
オレを慕ってくれているのはすごく感じるが
暗部に入ってからサスケに構ってあげられる時間が減ったのは確かだ


「サスケ、明日の朝4時に起きれるか?」


先ほどとはうって変わってパアアと表情が明るくなるサスケ


「うん!修行について行っていいの?!」


「寝坊したら置いていくからな」


「うん!!任せといて!!」


明日の朝、待っていたら上着の女性は現れるだろうか?



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