06 ちょっとだけよ
チュンチュンと小鳥の囀ずりが聞こえる

うーん!もう朝か!

ぱちくり

まさしくこの言葉が似合うであろう
私のおめめ

『何で‥カカシ先輩の顔が目の前に‥‥は!』

直ぐに昨日の事を思い出した


先輩の顔を見ながらつくづく思う
『カカシ先輩って‥イケメンなんだろうな』

てかこの人寝てる時もマスクかよ


『そーいえば‥外したとこ見たことないかも‥』


妙に興味が沸く
コレを見れば先輩の弱味が握れそうで

にしし!見てやろう

でも‥目からしたがスッゴい
オッサンみたいだったら‥
そのときは態度冷たくなるかもです
ごめんなさい カカシ先輩

パン パン ! と二拍一礼をして
マスクに手をかける



ちょっとだけよ




ドキドキ ドキドキ

『えいっ!!』
『‥‥‥‥‥』
『‥‥‥‥‥‥‥』
『‥‥‥‥‥』
『イ、イケメン‥‥!』


一生着いていきます先輩!


「んぅ‥‥‥」

ヤバイ!!起きる!!

だが時既に遅し


「‥‥‥‥‥?!」
口に手を当てる先輩

『――――っ!!』
目に手を当てるミツバ
そうだ、私は見てませんよ作せ『ぎゃああああああああ!痛い!痛い!頭割れる!ぐりぐり痛い!』

朝一とは思えないくらいの
爽やか笑顔で両拳でぐりぐりされる




「見たでしょ?」

『見てませぇぇぇん!ぎゃあ!』

「見たんだよね?」

『見てなぁぁぁあ゙あ゙!』


数時間響き渡ったミツバの悲鳴




「じゃ、俺は任務があるから」

『はい』

「大人しくしてなさいよ」

『はい』

「じゃ、行ってくる」

『行ってらっしゃいませ』



・・・・・・・・。




『いってぇぇぇぇ!あのバカカシ!加減って言葉知らないのか?!誰が大人しくまつか!早速出陣だ!』




何も考えず、行き先もなく家をでたが

『本当に行く場所がない‥‥』

探検でもするかとまたウロウロ
キョロキョロしていると


「‥‥‥ミツバか‥?」


『へっ?』っと呼ばれた方を振り返ると



『げ、‥‥隊長』



2年前より少し背が伸びたあの人がいた



(カカシ先生今日眠そうだってばよ)
(そーぉ?いつもあんなもんでしょ)
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