鍵屋に行ったら出来上がるまで
なんと3日もかかるそうだ
3日も私に野宿させるかあのじいさん
そんなに私が女に見えなかったかこのやろう
『あーホントどうしよう…』
この里の皆は私のことまだ
死んだと思ってるからなー
ん?
いた。
約1名 おりましたー!
よし、3日間お邪魔しよ
一生で3番目くらいのお願いだから!
「………ダメ」
バタ『うぉっと!待って待って!閉めるな!』
必死に足をドアに挟みこんだ
痛いミシミシいってる
手加減なしかよ
そんな真剣締めようとしなくても…
泣いちゃうぞっ!
「泣けばいいでしょ…まずタイトルおかしいでしょ、“一生で3番目くらいのお願い”ってそんな大切でもなさそうだし」
ミシミシ
『痛い!痛い!足!』
「わるいおれつかれてて」
いや!スッゴい棒読み
『わかった!わかりました!こうすれば問題ないですね!』
一生で一度のお願いだから!
ドヤッ
「…何ドヤ顔してんの、そーゆう問題じゃないでしょ」
なかなか折れないこのやろう
私は今 怪しい本を読みすぎて
頭が白髪になったカカシ先輩に
泊めてもらおうと交渉している
「いやストレスでなったみたいに言わないで。元からだから、しかも銀髪だから」
『カカシ先輩、いいじゃないですかー!暗部の誼でしょ!』
「オレ、暗部辞めたから」
『そーゆう問題じゃなーい!泣きますよ、ホントにそろそろ泣きますよ』
「はぁ………」
・
・
・
『やっぱりねカカシ先輩は優しい先輩だった!わかってましたよ!最初から泊めてくれるつもりだったんでしょ』
「それ以上騒ぐと摘まみ出しちゃうよ」
『またまたぁー』
ぬふふん
と俺の部屋に転がるミツバ
全くコイツは昔も今も何も変わってない
唯一変わったとすれば
幼かった面影は何処へやら
大人な女へと変わり始めている
全く、俺も一応男なんだけどねー
「ハァ……」
『カカシせんぱーい、ため息なんか付いちゃって…あ!まさか!彼女にフラれたとか?』
「誰のせいでため息がでると『先輩ー?今日のご飯何ですかー?』………ハァ」
3日って以外と長いかもな
(ため息ばっかり付いちゃって!もう!)