18 アメとムチ
「おんぎゃあ!おんぎゃあ!」

『あー起きちゃったのねー、おはようイロハちゃーん!はい、ミルクでしゅよ〜』


イロハは夜泣きもせずとてもいい子だ
無駄に早く起きることもせず今調度10時

私に合わせてくれてるんじゃないかと
思うくらいゆっくり寝てくれる

おかげで私もぐっすり!
ホントにいい子だ!



また顔を緩ませてイロハが飲むのを見ていると

ピー【ガチャ】ンポーン
「おはようミツバ」


『せめてピンポン鳴り終えてから鍵開けろよ!!いやてか勝手に入るな!鍵返せ!!』


「どうだ、イロハの様子は」


無視かよっ!
『隊長と違ってとってもいい子ですよ』


「そうか、イロハの服などを買いに行こうと思ったが俺はいい子じゃないらしいから止めておくか」


アメとムチ



『隊長いい子、天才』

「あう」


「そうか、イロハもそう思うか」

『やっさしぃ隊長!優男だ優男!』

「あぅあぅ!あー!」

「フッ、そこまで言うなら仕方ない。買いに行こう」


『「(単純なヤツめ…)」』
可愛い顔してしっかり
ミツバ色に染まったイロハだった



『わーコレ可愛い!イロハどう?あー!やっぱり似合うー!』


一人でキャッキャッと騒ぐミツバ

連れ回され色々着せられるイロハ

レジだけ呼ばれ財布が空っぽのイタチ


「ありがとうございましたー」

『次行こう!次!』

「子ども服ってこんなにするのか!」

『当たり前ですよ!よしイロハ次は帽子買おっか!』

「あぅー!」

『可愛いっ!隊長!早く行きますよ!』

「ああ」
イロハの買い物なのに
自分のことのようにはしゃぐ
ミツバを見て可愛いな
なんて思ったのは秘密。


次の店に向かっていると


「あーーー!!!」


「「『!!!』」」


「サスケの兄ちゃん!!」

「あぁ、ナルト君か」

「こんなところで何してるんだってばよ!」

「まぁ、ちょっとな」

「ふぅん、てかさてかさ!隣のキレーなねーちゃん誰だってばよ!もしかしてコレか〜?」

っと小指を上げるナルト


「フッ、そう見えるか」

「やっぱそうなのか?ってことは!その赤ん坊「兄さん!っとミツバ?」」

「サスケ」
『おまけみたいに言わないで』

「兄さん!何でこんな所に」

「買い物だ」
『無視かよっ』

「うるさいウスラトンカチ」

「サスケ!お前このキレーなねぇちゃん知ってんのか?このねーちゃんイタチ兄ちゃんのコレ(小指)なんだってばよ!」

「なっ?!」

「でもって!この赤ん坊は二人の赤ん坊だってばよ!」
勝手に勘違いして
勝手に話をすすめるナルト


「?!」
私と隊長とイロハを交互に見つめるサスケ

『あー違いま「ナールトー!あんたまた勝手にウロウロして!ねぇ!サスケくんっ!」』

「………」
嘘の説明を信じて放心状態のサスケ

「あ!サスケくんのお兄さん!っと…?」

『あ、ごめんね。ミツバです。で、この子はイロハ』

「あぅあー」

「可愛いー!私!春野サクラです!」

「サクラちゃんか!よろしくね!」

「サクラちゃん!サクラちゃん!この赤ん坊イタチ兄ちゃんとミツバねーちゃんの赤ん坊だってばよ!」

あーまたナルトくんは……

「「えっ?」」


ん?驚く声が一つ多い?


「ホントなのミツバ!」


『……カカシ先輩』


「ちょっと、俺になんの相談も無しってどーゆうことよ!イタチ!ミツバに何してくれちゃったの」

『いや、だから!違うんですって!』

「「「「???」」」」


4人にイロハの事を話た
すると納得してくれたようで


「ナルトー!アンタが余計な事言うからよ!」

「いや!でも!普通に見たら親子だと思うってばよ」

「…フンっ」

「もービックリしたよ、ミツバが赤ん坊を生んでたなんて」
納得してねぇぇぇ!
約一名納得してねぇ!

「そうなんですカカシさん、俺も聞いた時はビックリで」

『何で隊長まで!自分で連れて来たでしょうが!もう頼むから二人とも黙ってて!ややこしくしないで』


「あ〜。この子たちが前に言ってた俺の生徒だ」

『あーあの時の』

「ほら、一人ずつ自己紹介しろ」

「うずまきナルトだってばよ!夢は火影になることだ!よろしくってば!ミツバねーちゃん!」

『よろしくね!ナルト君!』


「改めて、私春野サクラです!綱手様に医療忍術を習ってます!」

『凄い!頑張ってね!よろしく!』


「…………。」

『…………。』

「…………フン。待っても無駄だ、自己紹介なんてするか」

『空気よめよ!流れにのれよ!なんてひねくれてんだ!』

「うるさい。お前に名乗る名前なんてない」

『はい、先生ーこのガキうざいですっ!アレだろサスケ!俺の兄さん取られたから悔しかったんだろ!』

「なっ//何を…!!」

『キモい。顔を赤らめるな』

「赤らめてねぇよ!」

『はい、ムキになるとこがまたあやしー』

「ミツバそのへんにしておけ」

『黙れ、皺』

「(しゅん)」

「(に、兄さん!!)」

『あーサスケのせいで無駄な時間過ごしちゃったねー?行こ、イロハ!隊長ー早く行きますよー!じゃあみなさんさようならー!』



「イタチ兄ちゃんってこんなに弱かったか?」
「さぁ、どうだったかしら?」
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