クッソ、なんで俺がこんなことしなくちゃいけねぇんだ。
そう思いながらも足は前に進む。エルヴィンの部屋をノックもせずに入るとそこにはナマエの背後から覆い被さるように交じる二人の姿があった
矯声をあげているナマエは俺が入ってきたことには気付いてなく、エルヴィンは視線一瞬俺に向けただけだった。
壁にもたれかかりながらその様を見ていると、エルヴィンがナマエを持ち上げいわゆる背面座位という体勢にさせて、ナマエの足を大きく開かせ繋がったソコを俺に見せつけるようにしてくる。
その瞬間俺がいることに気づいたナマエはか細い声でエルヴィンに懇願しだした
『やっ…だんちょ、やだ…っ!ぁんっ』
「いい、の間違いだろ。なあナマエ」
『やっ…あっ、へーちょ、みなっ…でっ!』
見たくなくても見てしまうのは性だろうか。
ナマエの瞳から性的な涙が溢れ、エルヴィンのソレを悦ばしそうにくわえこんでいる。
胸くそ悪い。
命令だと言われ素直に従う俺もだ。
エルヴィンが激しく揺さぶりナマエはもはや声にならない声をあげてそのまま達した。上下に揺れた胸に目がいく。
エルヴィンがナマエのナカに欲望を吐き出すとエルヴィンは何事もなかったかのようにナマエから離れ、風呂場に消えていった。
「おい、ナマエ」
名前を呼ぶとベッドに力なく横たわっているナマエはこっちに顔だけ向け、その表情はとろんとしうるんでいた。
下半身の衣服だけを身に付けて風呂場からでてきたエルヴィンはタオルで髪の滴を拭き取りながらナマエのおでこにキスをした。
「あとはリヴァイ頼んだぞ」
「…ああ」
さらに上半身の衣服を身に付けエルヴィンは部屋から出ていった。きっと団長室で執務に取りかかるんだろ。タフなやつだ。
『へーちょ…』
「いい加減起きろナマエ」
『できない、です…』
骨抜きとははまさにこのことなのか、思わず舌打ちをした。
触りたくないはないが、しょうがなく抱き抱え、さっきまでエルヴィンが使っていた風呂場につれていく。
暖かいシャワーを浴びせるとナマエは申し訳ないですと漏らした。
「余計なことは喋るなと言っているだろ」
『…はい』
「ほら、足をひらけ」
何度こうしてやっていても足を開くという行為をナマエは恥ずかしがってわずらわしくなる。さっきまで散々見せつけてきたというのに。
「今さら恥ずかしがるな」
『恥ずかしいものは恥ずかしいんです…。』
「ひらけ」
おずおずとしながら開いたナマエのソコにシャワーを当てながら、触りたくもねえエルヴィンの欲望を掻き出す為に指を突っ込む。
これはただの処理だと頭の中で何度も唱えながら。
さっきまでエルヴィンのモノが入っていたせいで、ナマエのソコは敏感で声が漏れる。眉間にシワを寄せながら耐えている姿に舌打ちをする。このままめちゃくちゃに掻き回したらナマエはどうするのか。
「感じてんのか、この淫乱が」
『やっ、ちがっ…んっ』
「感じてるじゃねえか。本当にお前は淫乱だな」
親指で押し潰すようにナマエの突起物を触るとナマエはまた声を漏らした。
これじゃ処理の意味なんてねえな。
「あとは自分でやれ。だいぶ動けるようになっただろ」
『…わかりました』
先に風呂場からあがり、窓をあけ、外を眺める。
なぜ自分の班員のナマエとこんなことになったんだ。それはすべてエルヴィンが悪い、それは間違いねえな。
ナマエがエルヴィンに好意をいただいていたのは気付いていたが、体の関係を持っているのは気付かなかった。
ある日エルヴィンに夜中に部屋にこいと言われ、それからずっとこんな事をさせられている。
エルヴィンに問い詰めると「ナマエはリヴァイのことが好きだから、リヴァイに見られていると興奮してすごくいいんだ」と言われた。馬鹿言えナマエが好きなのはエルヴィン、てめぇだ。
そんな役は御免だと言えば、直ぐ様命令だと言われどうしようもなかった。
『へい、ちょ…?』
「随分と時間がかかったな」
『これでも、急いだんです…。兵長…あの…』
「なんだよ」
『兵長は、その、あの、……あそこ、まで、するくせに、なんで抱いてくれないんですか』
大きなタオルを羽織った名前は俺の手を取り胸に当てた。はだけたタオルからはほとんど丸見えだ。さっきまで恥ずかしがってたやつはどこのどいつだ
「この、淫乱が」
その手を振り払うと、ナマエは顔を伏せた。
処理、はした。
だからもう用はない。エルヴィンの部屋から出て自室へ戻る。
伏せた瞬間のナマエの顔が離れないのはなんでだろうか。クソッ
行き場をなくした想い