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エルヴィン団長は私の耳元で囁く。落ち着いた声は甘く思わず私はぐらりとした。


「ナマエ、いいだろう」

『っ、よくありませんっ!』

なぜ私はエルヴィン団長に壁に追いやられているのか。



滅多にはいれることのない団長室にドキドキとワクワクでノックをすると、あの落ち着いた声で返事をされてドキドキがました。

「ナマエか。どうかしたか」

『こちら班長よりエルヴィン団長に、とのことです。』

少し厚さのある紙々をエルヴィン団長に渡すとありがとうと言ってくれた。
なにより一兵の兵士でしかない私の名前を知っていた事におどろいた。そして嬉しくなった。やはりエルヴィン団長は団長なのだ。

真剣な眼をしながら書類に目を通すエルヴィン団長もまたかっこよくて思わず見つめてしまった。

「私に何かついているか」

目線だけをこちらに向けて団長は言った。
見つめていた事がバレて恥ずかしくて返事を出来ずにいると団長は椅子から立ちあがり私に近寄ってきた。

「そんな風に見つめられたら恥ずかしいじゃないか。」

『えと、あの、その…申し訳ありません…!』


謝ったものの確実にエルヴィン団長は私との距離を縮めてきて、どうしたらいいか分からず自分自身も後ろに下がると、すぐに団長室の扉に背中がぶつかった。

エルヴィン団長との距離もすごく近くて、あのエルヴィン団長の眼が近くにあって思わず眼を反らしてしまった。

その瞬間、ガチャリと、音がした。
一瞬何の音だかわからなくて、だけどその音が扉の鍵を締めた音だときづいた。


「ナマエ。そんな風に見つめられたら恥ずかしくて執務に集中できないじゃないか。」

『も、申し訳ありません…ッ』

「申し訳ないとおもうなら……」


エルヴィン団長は私の耳元で囁いた。落ち着いた声は甘く思わず私はぐらりとした。


「ナマエ、いいだろう」

『っ、よくありませんっ!』


「でも、私をこんな風にさせたのはナマエ、君だよ」


私には拒否権などないように言った。そもそも私は団長を見つめていただけで、その興奮させるような事はしてないはずだ。
なのに団長の指が頬をなでてゾクリとした。


『だ、団長辞めてください!』

声を絞りだすように拒否を示すと、エルヴィン団長は私の唇に、人差し指をあてて「誰かきたらどうするんだい」と、また囁かれた。



「それにナマエ、君は、けっこう遊んでいると聞くよ」

『…えっ』

「その表情も、そそられるよ。」

遊んでいる
あそんでいる
アソンデイル

頭の中で言葉がこだまする。恋人でない人と関係を持った事などないし、意味が解らなかった。そしてエルヴィン団長はそれを信じて私に興味を持ったのだとすれば悲しくてしょうがなかった。


それでもやはりエルヴィン団長に憧れているわけで。
力でも勝てるわけなくて、されるがままに身体を弄ばれた。
エルヴィン団長の厚い唇が私の身体を吸い上げ、指が私のソコをかき混ぜて、でも肝心なエルヴィン団長のソレを私の中に挿れてくれはせず、モドカシサと気持ちよさで訳がわからなくなっていく。

思わずエルヴィン団長のソレを挿れてほしいと懇願すると、エルヴィン団長はその言葉を待っていたかのように私のソコを一気に貫いた。



「泣かないでおくれ、ナマエ」

何度達したかわからなくなったころ、エルヴィン団長の欲が吐き出された。

エルヴィン団長の唇が私の瞼に触れて、自分が泣いているんだと気付いた。

「泣かせたかったわけじゃないんだ」

エルヴィン団長は優しく抱きしめてくれた。


「ナマエ、私は君のことがすきなんだよ」

訳がわからなかった。

「誰だって好きな人に見つめられたら、恥ずかしくなってしまうじゃないか」と続けたエルヴィン団長はまるで私が悪いかのようにはなす。

『わ、私…遊んで、ない、です…』

「知っているよ。」

『えっ…じゃあ、どうして』

「ナマエがどんな顔をするか見たくてね。すごく可愛くてそそられたよ。」


エルヴィン団長は私をすき?私なんかを?ますますわけがわからなくなった。


「ナマエ、私のモノになってくれないか」

そしてエルヴィン団長は私にハイ、以外の言葉は言わせないかのように歯を立てて私の首すじを噛んだ。


その瞳に囚われる

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