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「ほどほどに」 の つづき。

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あの全裸土下座事件から、一週間。
なぜ、兵長としてしまったのかは、未だに解決せずにいる。解決しない方がいい気もするけど。ちなみに兵長たちは特別班のみんなと旧本部にいるのです。なので顔を合わせていないのです。

もともと私は元ハンジさん班だからみんなと仲はいいんど、今は別の班なので普段はハンジさんとも別に行動している。
だから、事の真相がわからないのです。


「ナマエー!!」

『あ、ハンジさんおつかれ様です。どうかしました?』

「聞いてくれよナマエ」

『はい。』

「なんと、ナマエもリヴァイ班に入ることになった。だから今から一緒に旧本部に行くよ!」

それは嬉しくないお知らせですわ。兵長と顔を合わせずに済んでいたと言うのにしかも兵長から頼まれたらしい。確実に私…はあ、嫌だな…。行きたくないな…。


旧本部に到着すると、兵長は上官なので挨拶しに行かないとまずいので、一番最初に挨拶しに行った。

兵長がいるであろう部屋をノックしてみると、返事がない。
どうしよう。このまま会わずに済めば良いのにな、でもさすがにそれは無理だよなあとか扉の前でボーッと考えていたら、後ろから声をかけられたと思ったらそのまま勢いよく部屋に放りこまれた。


「オイ」

『兵長…痛いです…』


なぜいきなり部屋に投げ入れられなきゃいけないんだろうか。痛いです…兵長。

そして、そのまま引っ張られてベッドに座らされたとおもったらいつの間に兵長に組み敷かれていて首筋に唇を這わせられた。

『へっ、…ちょ…』

いきなりの事であたまがついていかない。なぜいきなりこんな展開になっているんだろうか。

兵長は唇を這わせながら私のベルトを器用に外していく。シャツの裾から兵長の手が侵入し、下着をずらされ先端を触られる。思わず声がでてしまう。
いくら兵長とすでにしているからと言っても酔っていて記憶にない。しかも日が傾いてるとは言えまだ明るい。羞恥心が私を飲み込む。
兵長の指が私の大切なところにも侵入してきて、

「もうこんなじゃねぇか」

と、私の鼓膜に、厭らしく囁いた。その厭らしい声が更に私を追い詰めて私はどんどん快楽に飲み込まれていく。

兵長の自身が、私のそこにあてがわれると一気につらねかれた



気がついたら外は真っ暗で、途中で気をうしなっていたようだ。
部屋に兵長の姿はなくて、あれは夢?となったけど、身体の痛みと、服を着ていない現状を見るとやっぱり夢ではないみたいだ。

服を探すとキチンと畳まれていて兵長らしいなとおもった。

しかしまた兵長としてしまった。しかも今回は素面だし強引にだし、もしかしてこの為に呼ばれたのかな、なんてぼんやりおもった。
でも、拒否しようと思えば出来たのにしなかったのは私だ。


扉が開いた。
兵長以外だったらどうしよう。だけど入ってきたのは兵長だった。



「体は、大丈夫か」

『あ、はい、大丈夫…!大丈夫です!』


あんまり大丈夫ではないけど、大丈夫と答えるしかないだろう。


「なあ、」

『…なんでしょうか』

「お前は、…………なんでもねぇ」


兵長は何か言いたそうにしていたけだ、何も言わなかった。
その後何事もなかったかのように今回何をやるのか指示をくれた。


見えない真実

あれから、私は兵長の事ばかり考えてるようになった。


end.



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